出版社内容情報
「子どもはどんなふうに絵本を読んでいるの?」絵本ナビ編集長・磯崎園子が、絵本と年齢の関係をわかりやすく解き明かします。
内容説明
その年齢にしか味わえない絵本の楽しみ方、教えます。
目次
0・1・2歳と絵本(赤ちゃんは宇宙人!?―0歳と絵本;何かを言おうとしている―1歳と絵本 ほか)
3・4歳と絵本(空想と現実が溶け合って―3歳と絵本前編;自分と相手が同時に見えてくる―3歳と絵本後編 ほか)
5・6歳以上と絵本(でも、どこかで信じている―5歳と絵本;あの子は、私。―6歳以上と絵本)
大人と絵本(大人だってわかっていない―大人と絵本;子どもみたいに絵本を読む―続大人と絵本)
絵本とあれこれ(絵本は実体験を越える?越えない?;読者は絵本の中に希望を見出せるのか?)
著者等紹介
磯崎園子[イソザキソノコ]
1974年、愛知県生まれ。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」編集長として、絵本の紹介やコンテンツページの企画制作・インタビューなどを行っている。大手書店の絵本担当という前職の経験と自身の子育て経験をいかし、絵本ナビのサイト内だけでなく新聞・雑誌・インターネット等の各種メディアで「子育て」「絵本」をキーワードとした情報を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじ
15
絵本レビューサイト大手、絵本ナビの編集長による、年代別絵本の連載を本にまとめたもの。自身の子育て経験をベースにした観察眼や、何より沢山のレビュアーによる「絵本の現場の声」を元とした語り口は、経験に裏打ちされ、説得力があるものでした。そうそう、子どもって1年でこんなに変わるんだよ。だからこそ、各年齢で反応がこんなに違う。いいなぁ。もう一度味わいたいなぁ。今なら余裕を持って読み聞かせられるのに。なんて、読み手をワクワクさせてくれるので、親御さんにとっても良書だと思う。2024/08/27
み
13
幼い頃本を読み聞かせてもらった記憶のない私は、絵本と言っても何から読ませてあげれば良いのか分からなかった。小学校の教員なのに、子どもにどんな本が合うかが全くわからなかった。恥ずかしい。絵本の世界にもっとどっぷりはまり込みたい。どの年齢にどの本、この本こそ私の探していた本だ。娘に既にたくさん読んでいるが、これからも引き続きたくさん読んであげたい。2023/11/13
anne@灯れ松明の火
11
新着棚で。タイトルと磯崎さんに惹かれて。絵本ナビ編集長・磯崎園子さんが、その年齢にしか味わえない「絵本の楽しみ方」を紹介。読みたくなる本が増えるのが難点(笑) 2023/04/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
0歳~6歳の年代別に絵本が紹介され、更には大人向けの絵本も紹介。大人向けでは、小さい頃読んだ絵本を大人になってから読むとどう違うのか、的なことが興味深く読めました。子ども向けとか大人向けとかではなく、読みたいものを読むのが1番ですね。2023/04/15
遠い日
9
古典から直近に出された絵本まで、的確に示しつつ、絵本と子どもの年齢との関わりや選書のヒントを示してくれています。もう子どもたちは大人になり、長らくひとりで絵本、児童書を読んでいますが、小さな子どもがいなくても、興味深い視点がいくつもありました。自分自身は、子どもには年齢にこだわらずに、子どもが興味を示した読みたいものを読ませてきましたが、こういうポイントを知っていればまた違う関わり方ができるなぁと感じます。わたしにとって読むことは純粋な喜び。さぁここではないどこかへ行こう!という気持ちで本を開きます。2023/02/24