出版社内容情報
なにか「こまった」ことがあるときに、体といっしょになってはたらく道具たちを紹介する絵本シリーズ。この本では、足の「アルク」と、義足の「ソッキー」が案内役になって、義肢のしくみやつけ方、やっていいことダメなことなどを紹介。当事者の立場を想像しながら、バリアフリーへの理解を深めることができます。
内容説明
もし、手足がなかったらどうするの?そんなときは、からだとはたらくどうぐのでばん!義肢ってどんなしくみ?どうやってつけるの?どんなことに気をつけるの?足のアルクと、義足のソッキーといっしょに見てみよう!
目次
わたしたちのうで・足
義肢ってなに?
どうやってつけるの?―義足のばあい
さあ、義足のでばん!
義肢をつけたらどうなるの?
おぼえておこう
義肢をつけてすごす
著者等紹介
ブランドル,ハリエット[ブランドル,ハリエット] [Brundle,Harriet]
子どもの本の著者。科学、医学、食べ物など、さまざまなテーマでノンフィクションの本を書いている
中野泰志[ナカノヤスシ]
慶應義塾大学経済学部教授。専門は「実験心理学」「障害児(者)心理学」「特別支援教育」
桂律也[カツラリツヤ]
日本リハビリテーション工学協会理事、リハビリテーション科専門医。社会医療法人社団三草会クラーク病院にてリハビリテーションセンター長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
31
からだとはたらくどうぐたちシリーズは当事者にも、その身近にいる人も、そして何も知らない人もみんなにやさしい説明で、とても読みごたえがあるシリーズでした。ちなみに自分は身近に義肢の人が何人かいて、義肢の大変さも、そして切らないことの大変さもうかがいました。自分の働き者の脚を見つつ感謝。ぶっといふくらはぎだけどね。2023/09/13
遠い日
5
「からだとはたらくどうぐたち」シリーズ。ない腕や足につける義肢。手足の動きを助ける道具だ。義足や義手を付ける場合の段階をわかりやすく説明する。入念な治療とお手入れが必要であることと、痛みの軽減や回避もちゃんとなされることなど、子どもたちがひとりで読んでも不安や恐れをできるだけ遠ざけられるような解説となっている。夏冬のパラリンピックを見た子どもたちも多いことと思うし、義肢に対するビジュアルの理解はすんなりできるのではないかな。義肢の取り付け方や必要に応じての取り外しにも言及があります。2022/04/15