出版社内容情報
「琳派」のいしずえを築いた天才的絵師、俵屋宗達。
江戸時代に活やくした絵師ですが、じつは伝記がほとんどわかっていない、なぞだらけの人です。「俵屋」という絵屋でえがいた作品が人気となり、徳川将軍家や宮中、寺社からも高く評価されました。
大たんな構図、太い線、やわらかな筆づかいなど、あたらしい表現を追い求めた宗達。宗達のえがいた作品は時代をこえて、尾形光琳や酒井抱一というすぐれた絵師たちにえいきょうをあたえました。その簡単な伝記と、『風神雷神図屏風』や本阿弥光悦との共同制作など、代表作をわかりやすくしょうかいします。
大判で、作品を迫力まんてんに掲載。作品のテーマや技法、工夫についてもていねいに解説します。それぞれの絵師の特ちょうがわかる、親しみやすいコラムも必読です。
この1冊で、きみも俵屋宗達がわかる!
(学校・図書館向け書籍です。)
著者等紹介
山下裕二[ヤマシタユウジ]
美術史家、明治学院大学文学部芸術学科教授。1958年、広島県生まれ。東京大学大学院修了。室町時代の水墨画の研究を起点に、縄文から現代まで幅広く日本美術を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アキ
98
生年も没年も不明だが、京都「俵屋」という扇など売る店を営んで扇絵を作っていた。本阿弥光悦との料紙装飾、扇絵を屏風に貼った「扇面散屏風」、水墨画の国宝「蓮池水禽図」京都国立博物館蔵のたらしこみ、没骨、彫り塗りなどの様々な技法、独創的な生き物「白象図杉戸」、屏風・国宝「風神雷神図屏風」建仁寺、「松島図屏風」フーリア美術館、「源氏物語関屋澪標図屏風」国宝・静嘉堂文庫美術館、「伊勢物語図色紙,芥川」大和文華館と写真が数多く載り、巻末に出典がある。尾形光琳を経て、現代に及ぶ琳派の創始者にして多才な芸術家。2022/05/19
lovemys
5
おぅ! これも好きですゎ。なんとも斬新な構図。遊び心溢れてるゎぁ〜。2022/04/27
m
3
若冲の巻が良かったのでこちらも。風神雷神図屏風は不朽の名作。醍醐寺の舞楽図屏風が載っていなかったのは意外。養源院もまた行きたいなぁ。2023/12/31
にいさん
2
風神雷神図屏風、傑作です。2022/12/30
読生
1
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/45931026692022/05/14
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