出版社内容情報
森の王だったライオンが水をひとりじめしてプールをつくり、みんなはカンカンです。フクロウの助言で、民主的にリーダーを決めるため、はじめての選挙を行うことにしました。ひとつ、投票は1名につき1票。ひとつ、だれに投票するかは秘密にする。ひとつ、対立する動物を食べてはいけない……。
きそくを決めて、大統領を決める投票をします。ライオン、サル、ヘビ、ナマケモノがりっこうほしました。それぞれ選挙運動をして、討論会も行いました。さて、あたらしい大統領になったのはだれでしょうか?
選挙とは、民主主義とは?を、子どもが考えるきっかけになる絵本。
内容説明
森の王さまだったライオンが、水をひとりじめしてプールをつくり、みんなはカンカンです。フクロウの助言で、はじめてのせんきょをすることになりました。この本は、せんきょやみんしゅしゅぎについて子どものあなたが考えるための絵本です。ブラジルの子どもたちがじっさいにおこなったワークショップをもとに作られました。ライオン、サル、ヘビ、ナマケモノ。あなただったら、だれに1ぴょうを入れますか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
54
ブラジルの子どもたちが実際に参加したワークショップをもとに作られた絵本。森の動物たちは民主的な森の生活を目指して、選挙で王様を選ぶことにした。もとの王だったライオンの他に、サル、ヘビ、ナマケモノが立候補して・・・。林大介氏の「かいせつ」に、民主主義や選挙をかみ砕いて説いてあり、わかりやすい。小学生が対象だろう。絵がカラフルで鮮やか。のびのびとした動物たちだった。楽しく学べる。2021/08/13
ネギっ子gen
42
森の王・ライオンが、川の水の流れを変えプールを作った。みんなはカンカン。梟の智慧で、民主的にリーダーを決めるため、初めての選挙を行うことに。投票は1名につき1票。誰に投票するかは秘密に。対立する動物を食べてはいけない、などなど。規則を決めて、大統領を決める投票をします。ライオン、サル、ヘビ、ナマケモノが立候補した。それぞれ選挙運動をして、討論会も行った。さて、新しい大統領になったのは誰でしょうか? 選挙とは? 民主主義とは? を、子どもが考えるきっかけになる絵本。個性あふれた選挙ポスターが良かったです。⇒2021/08/08
ヒラP@ehon.gohon
30
自民党総裁選が行われるこのタイミングで、この本を読んでちょっと複雑です。誰が大統領になるか、動物たちの声で決まるのが民主主義なら、日本では国民が総理大臣を選ぶ仕組みになっていないからです。 支持する政党は選べても、その政党の代表者を国のリーダーとして認めるかどうかは、ちょっと違う気がしてきました。 それでも、民主主義は民主主義。 子どもたちにツッコミを受ける前に、頭の中を整理しておきましょう。2021/10/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
26
森の王ライオンの身勝手な行動に納得がいかない動物たちは、選挙で大統領を決めることに。ライオン・サル・ヘビ・ナマケモノが立候補し選挙が始まります…。選挙・民主主義について子どもたちが考える絵本。ブラジルの子どもたち(4歳から11歳)のワークショップからできた絵本だそうです。 SDGs 17の目標 【16 平和と公正をすべての人に】2021/08/22
たーちゃん
25
息子にはちょっと難しかったかなと思いました。最後は「みんなの願いを叶えてあげればいいのにねぇ」と言っていました。2022/01/20