白泉社文庫<br> CIPHER 〈第4巻〉

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白泉社文庫
CIPHER 〈第4巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784592882640
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

64
サイファとシヴァの過去が明かされ、やっと手に入れるはずだった安らぎの場所が儚く消えていく。子供の頃からいろんな感情も行動も抑えて生きてきたシヴァだけにその傷は深く、読者の心諸共冷たい水に沈められるように息苦しく哀しい。ふたりで一つの人生を歩いてきたような双子の関係が、大人へと向かいそれぞれに変わっていく転換期の物語としても秀逸だなあと再読して改めて名作のパワーを感じる。いろんなシーンに登場しては癒してくれる猫のエリーの出番は減るのも寂しい。ふっくらエリーをモフモフしたい♡2020/02/29

赤とんぼ

9
はじめてこれを読んだ日は、私は「死」を知らなかった。あれから、いくつもの、何度もの親しい人の「死」を見つめて再読して、生々しくよみがえる感情がある。 同じ作品にふれても、自分の引き出しで読んでいることに気づかされた。いつ読んでも、辛い。2018/03/03

ふうてんてん

7
シヴァから見た2人の過去の物語。サイファが崩れていく所が悲しい。後半、ディーナの突然すぎる死をきっかけに2人の関係が壊れてしまう。NYを去るサイファ。どちらの立場からも苦しい展開。読むのが辛い。2016/08/26

punto

5
大人になってから読むと、自分が双子なだけに見えてくるものもあって、昔の印象と少し変わりました。ディーナの存在を忘れていたけれど、物語のキーパーソンですね。2020/11/01

ako

5
なぜ2人が入れ替わっていたのかがやっとわかる。そしてシヴァの深い闇を覗き見た。双子は顔が似ているからこそ普通の兄弟より比較されやすい。感情を表に出すことができるサイファと出せないシヴァ。お互いがお互いを必要とする存在だっただけに今回の傷は大きすぎる。そして決定的な別離…ロイの同居人ハルは結構好き。前作「エイリアン通り」でもそうだったけど作者の成田さんは、自分のことを一人の人間としてちゃんと見てほしい!といつも叫んでいる。2013/09/09

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