出版社内容情報
脅されてアダムに身をさらしたジルベール。それを誤解し別れを宣言するセルジュだが、2人はもう離れられなくなっていた。そんな2人の愛の逃避行の行方は…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
37
出版社が違ったので間が飛んでしまった。後日借りて読む事にしよう。深く結ばれたセルジュとジルベール。しかし周囲がほっておいてはくれなかった。学院から逃亡する計画を立てる。しかも友人たちが手助けをしてくれた上にロスマリネも手を貸してくれた。しかしパリで暮らし始めた二人に世間の恐ろしい魔の手が忍び寄る。2020/03/04
アイアイ
17
ジルベールがセルジュに恋を燃やして今になって焦り引き離すオーギュ。この人も愛を知らず不器用。 父親だと明かす前に、心から愛してると一言伝えていたらジルベールはどう答えただろうか? 生徒たちの協力もあり、引き離されまいと二人は学園を去りパリで生活。裕福な家柄の二人が初めて生活苦や現実の 厳しさを知る。一日でも長く夢見て生活は出来ないのよジルベール・・!何気にジルの脱童貞巻でしたね。▽図書館2016/03/17
文句有蔵
5
駆け落ち。愛だけで腹が膨れるならどれほどいいことか。しかし二人を待っていたのは現実の生活。「みじめになるために来たんじゃない」というジルベールの言葉は重いが、だからといって美貌を売るだけの才覚もない。「相手の嘘が見破れないのは愛していない証拠」。自分にそれが出来るだけに、相手にもそれを望むことは間違ってはいないのだろうけど、生活の重さがセルジュの感性を鈍らせていることも、また無理のないことだと、恐らくジルベールにはわかっている。「重荷」になっているのは自分だということも。胸の痛い巻だった。2014/10/17
ゆあん
5
図書館にて。愛の逃避行!と思ったけどありゃーダメじゃんジル。まぁ生活環境は最悪でも湯水のようにお金が出てくる家で育ったから理解できないか。カミイユともOKなんだ…めんどくさいよジル!しかしひとときも落ち着かせてくれない漫画やな。2014/10/14
ショコラ♡
3
ジルベールを迎えに学園に乗り込んできたオーギュスト。でもジルベールはもう彼と帰りたくはない様子。それを知ったセルジュはついに駆け落ちを決意。仲間たちの協力を得てパリへ。だけど二人を待っていたのは甘い生活ではなく厳しい現実。そりゃそうだ。まだ15歳とかだもの。ていうか、セルジュ急に髪が伸びて大人っぽくなったのね。彼はパトリシアと再会。それを知ってしまったジルベールはバイト先のお客に傷つけられセルジュは仕事を変える。生活に不満を抱えるジルベールとの想いはすれ違うばかり。時代のせい、だけなのか?2018/10/10