出版社内容情報
セルジュへの憎しみがふれあいへと変わっていくジルベール。セルジュもまた恋心を自覚せずにはいられなかった。そして夏、学院に残ったのは2人だけだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アイアイ
17
マルセイユにあるオーギュの豪邸に招かれ一線を超えたジルベールとオーギュの関係を知り、ショックもつかぬ間にレイプされたセルジュ。ジルベールのオーギュへの忠誠が、この一夜の件で崩れ去った。(嫉妬100%)ジルベールはセルジュを選び、オーギュの元を去り学園に戻ったが、相変わらず周りに溶け込めず、ブロウすら婚約者の元に去る。ジルベールの下半身大丈夫か?と不安になる濡場の多さ。女の処女喪失と比べ物にならない激痛を想像したら涙出る。脱肛しそう。▷図書館2016/03/14
フロリゲン
9
セルジュはジルベールと傷を共有しようとした、のだと思う。自ら傷付きに行った。そしてジルベールは学園に戻った。「オーギュが先に死んだらどうするの」「…僕も一緒に死ぬから問題ない」の会話は、まさに共依存症。ジルベールがオーギュの愛情に疑問を持つことは自身の否定だから、どうしても受け入れられないし、いつも崖っぷちに立たされている心理状況なので日常で少し行き違いがあっただけでも大きく感情に影響するのは私も覚えがある。ジルベールを残して学園の皆は成長していく。卒業して、仕事をして、結婚して、異性のパートナーを得る。2015/11/11
ゆあん
6
図書館にて。オーギュってどこまで屈折してるん!でもセルジュは自らだよね??ジルが好きだからってそこまで受け入れなくてもいいんじゃないの?自虐的だな。2014/10/14
モリータ
5
前巻を読んでから3年ぐらい経ってしまった(が、だいたい思い出せた)。2015/03/07
ton
4
再読。渇望渇望渇望…「NON、できない、だれにも…オーギュのように愛することなど…」求めてやまないジル。そんなジルを解き放つ為のセルジュの試行錯誤な夏のバカンス。束の間の二人だけの安らかな時間描写にも読者を安心させないオーギュの存在。ジルとオーギュの“愛の巣”への招待─オーギュの無言の警告。そしてセルジュは魔の手に墜ち…それでも挫けぬセルジュに馬で一撃を食らわすオーギュの恐れと怒りの炎は半端ない。手段を選ばぬオーギュの徹底交戦が凄まじく絶望的だが、セルジュと共にジルが学院へ戻った事で一筋の光を見た気がした2014/07/03
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