感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
73
海や山のハイキングと、チビ猫ちゃんはじめてのお出かけシリーズが詰まった2巻。初めてみる海は、水がせりあがって、広がって、空になっていく。海と空の混じり合う景色にぽ~っとしつつ、お水がこぼれないかなぁと心配したりして、もぅもぅ、とんでもなくかわいい。そして、小さい頃からいやだなぁ…と思っていた「ねこふんじゃった」の歌詞が素敵に改良されてチビ猫ちゃんのお散歩歌に。 ねこふまないで ねこふまないで ねこふんじゃー ふんじゃー つぶれちゃう。砂浜は猫のおっきなおトイレだ♡2016/05/13
ばう
63
海を初めて見に行ったり、山で迷子になったり貰われていった赤ちゃん猫ののことで罪悪感に苛まれたり隣のおじさんに片想いする中学生に猫になる指南をしたり、そうして少しずつ色んなことを学んで成長していくチビ。須和野家の人々はどんな時も何があってもみんな大らかで優しくて良い人達だなぁ。それよりもご主人様に赤ちゃんが産まれて捨てられたビーの話が切ない。苦しい。2021/05/21
チョコ
43
忘れていたことを思い出す。猫が飼いたくなる2025/05/25
ゆか
27
「猫本を読もうイベント」19冊目。再読。解説を読み、映画の挿入歌「鳥は鳥に」が谷山浩子さんだったと知る。ちびねこが家族の話を聞いていて、海や山に行く家族の荷物に潜り込んでしまうところがとても可愛い。「チャコールグレー」で主人公は、猫と同じように他の人の元へと行っていた彼女を受け入れる。そして猫に対して思う「どこか気に入ったところがあって充分に生活してればそれでいいんです」これはいなくなってしまった彼女に対しても同じ思いで、相手を独占しようとするのではなく、こう思うようにするのが、愛なのだなと思いました。2019/02/27
金平糖
16
お父さんとお母さんの海行きに同行するチビ猫が可愛い。一面の砂浜は広いトイレだよね☺︎ペーパーサンドに憧れる年寄りノラの件は切なく美しい。布団に入って来たノラが最初は足元だったのに顔の横に寝るようになる件は愛猫と重なる。「猫草」の赤ちゃん誕生で捨てられるピーの話は切ない。海だけではなく時夫と彼女の山行きまで同行してしまうチビ猫。時夫の台詞にニヤリ。迷子になったチビの為、時夫がマフラーを置いてくるシーン。昨夜、愛猫が一番慕ってる娘の脱ぎ散らしの服の上で香箱座りをしていて嫉妬したが大島氏は猫飼いの師と感心然り。2018/08/11