出版社内容情報
目立たないことが取り柄のナナフシ出身の歩は、性の異形再生に失敗し、一族から見放されてしまう。そんなある日、寝とり癖のあるトラブルメーカーで、オオムラサキ出身の大和と同室になることに……!?
2015年8月刊。
内容説明
女であることが至上の一族に生まれ、最後の砦だった性の異形再生にも失敗したハイクラス種ナナフシ出身の歩は、卒業まで性交渉しないと約束させられ、一族を追われる形で星北学園に入学した。目立たないことが取り柄の自分は、誰にも必要とされないと途方に暮れていたそんなある日、ハイクラス種オオムラサキ出身の大和と寮で同室になることに。野性的な大和に憧れていた歩は胸を高鳴らせるが、大和とその従兄弟の寝取りゲームにまきこまれ、強引に体を開かれてしまう。すると、禁忌を破った歩に思いがけない変化が!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青龍
63
ファンタジーなのに、萌えがある。そして、今回もムシの特性が生かされたキャラで、いいCP です。うーん、ナナフシとは。カイコガの時も、よくこんな地味でマイナーな(稀少ではあるけど)ムシを主役にしようと考えるよなあ、と思ったけど、ナナフシにもビックリ。読者の中心世代の方々、現物のナナフシって見たことないのでは?私も、ここ数年、見ていません。子供の頃は、よく庭にいたのに。双子のゴケグモも、上手い設定。強い毒なのに、小柄(このクモ体長1㎝位)で、可愛い。アニメイトで、小冊子ゲットしました。2015/08/21
のこ
44
虫シリーズも5冊めに。今回はタイトルに‘本能’とあるので、もしやエロ多め?と期待した通り、いつもよりエロかったような。私自身は虫にはとんと疎いので、毎回虫の特性を生かした魅力的な人物像には感心してしまいます。そして毎回お約束のように受けの健気さに、さめざめと泣かされ、たどり着くハッピーエンドに大満足のこのシリーズ。登場人物も益々増えてまだまだ続きそうな気配にワクワク。願わくば次早く出てほしいな。2015/08/31
そらねこ
36
やっぱり樋口さん大好き♡(๑♡∀♡๑)面白かった~♡ 受けがナナフシ…(*´Д`)??って最初戸惑ったけど…なるほどね~w 考える事が面白いですよね♡ オオムラサキは寝取り寝取られ本能ってのもw 毎回確実にキュンキュンさせられて読むのがもったいなくて…(*´Д`)♥はぁ~♡ もう、寝ようかなぁ~…と思ってちょっぴり読んでから…なんて思って読み始めたら結局、目が( ✧Д✧) カッ!!と覚めて寝たの朝の4時だった( ✧Д✧) カッ!!超萌えた(´艸`*)2016/11/16
めぐにゃ
35
シリーズ5。いつものように受けが酷い扱いを受けることが無かったので、シリーズの中で一番読みやすかった!攻めの大和は、寝とり寝とられしてるので、本能に逆らえないとはいえ下半身はアレだけど、不器用だけど責任感のある年相応の青年で好感が持てました^ ^そして受けの歩の発情期がエロくてエロくて大変おいしかったです(ΦωΦ)後家グモの双子も良いキャラだし、大好きなマヤも出て来るし、ヒール役だと思った大和のイトコや黄波も基本良いコ達だったし、ストレス無く読めました★シリーズの攻めの中でビジュアル含め大和が一番好き♡2016/09/09
えみみ@ヒプマイ沼
31
攻めがゲス攻めじゃなくて、好青年で不器用で可愛いやつだったから心安らかに読めた。受けもウジウジしすぎることなく、これぐらいの樋口先生なら楽しめるなー。あまりに毎回お決まりの思考パターン・展開すぎて樋口先生の本買うのやめようと思っていたけど、、少し見直したかな!今回はタイトルがハマっていた〜d(≧▽≦*)2015/09/05
-
- 和書
- 花 〈10〉 - 写真集