内容説明
「彼を知っています」と、警視庁公安部に所属する高遠和沙は、テロリストと接触予定のあるマフィア、アルベルト・ベントリーニの写真を見て口にした。そこには学生時代に留学先で出逢い、情熱的に愛しあい、手酷く自分を捨てた男の顔があった。いまだ彼への想いを捨てきれていない和沙だったが、上司命令で通訳として潜入捜査をすることになってしまう。しかし再会した彼は、和沙を覚えていなかった。アルベルトにとって、自分はとるに足りない存在だったのだと改めて気づかされ、傷つく和沙だったが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tanya
2
公安なのに甘い受とマフィアなのに甘い攻で収まるところに収まった甘いお話でした。2013/09/22
ハルカ
1
かつて手酷く振られた相手と再会して、戸惑い悩みながらも向き合い、真実の愛を掴む・・・という流れのストーリーです。それぞれの視点からなるストーリーなので、心情や過去が分かりやすくてサクサク読める感じですね。公安モノでハラハラする場面もあったりしますが、基本的に甘い展開です。思った以上に楽しませていただきました。2011/02/06
旅猫
1
さらっと読めた一冊。時折挟まれる5年前の挿話で、二人の過去が徐々に明かされていく過程が面白い。本編後の二人の短編とか読んでみたいかも。案外和沙の尻に敷かれていそうで・・・。2011/01/22
hinako
1
★3.4 前回の海賊の話が好きだった&表紙がとても綺麗だったのでフラフラ買ったのですが、正直「なんだこりゃ」という感じ。攻にも受にも魅力がなく、途中からかなり斜め読み。寝不足になってまで読む本じゃなかったな・・・。2011/01/24