内容説明
従兄弟同士であり、似通った生い立ちから、完璧にユニゾンした心を持つ斎藤玖音と斎藤亜門。二人にとって親愛や道徳などは一顧だにする価値もなく、他人に求めるものは利便性のみだった―15歳の夏までは。避暑地で出会った同い年の少年、稲葉広海。彼は年相応に幼く単純だったが、二人の特異な昏さを少しも厭わず、ごく自然に『好意』を示した。生まれて初めて、人らしい感情と、強烈な所有欲を覚えた二人は…。正気を奪う乗算の快楽。暗示めいた狂愛の囁き。―周到な捕食計画。梟悪な執着に搦め捕られる、サイコパシック・ロマンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タビサ
31
従兄弟同士・玖音と亜門×避暑地で出会った純粋な少年・広海の3Pもの。広海の地元で出会い数年後に東京で再会。監禁、調教、洗脳とエロ満載やらかしまくりの執着攻め。二人の従兄弟が病んでるけど、この二人が何故こんななのか、広海に執着してるのかイマイチ分らない。計画的で洗脳ありとはいえ、広海もあっさり受け入れちゃってるのも何か・・・うーんて感じです。今城けい先生好きだけど、コレはダメだった。2017/09/06
きょん
12
はたしてどこまで攻め達が意図したとおりに進んだのか、それで彼らは心から満足してるのか、少しもやっとした部分があったけど、広海君が良い子過ぎて怖さよりも溺愛部分が目立ったお話かな。イタすぎる話が苦手な私には丁度いいくらいの執着でした。2014/02/19
usamomo
12
内容は執着に監禁・洗脳・3●と設定はてんこ盛り!なんだけれど、BLACKの割には痛くもなくハードでもないし、 ただいたしているだけの3●モノとはちょっと違って楽しめました。 段々と洗脳されていく広海。2人ともそう仕向けているんだけれど、本当はちゃんと好きになって欲しいっていう思いがある所のジレンマも良かったです。 ただ広海がいい子すぎたのがちょっと物足りない感じがしました。2013/09/24
愛希
9
攻め2人受け1人の3P。監禁もの。二輪挿し有り。受けに執着する攻め2人は良かったものの洗脳するならもっと徹底的にやってほしかった。受けも気持ちがころころ変わっていてなんだかもやもや。エロ多め。 ★★☆☆☆2015/12/10
新人@さぁーこ
8
攻め二人は従兄弟同士の3P物。純で真っ直ぐな好青年の受けを確実に手に入れるべく、監禁することで軽い催眠・洗脳調教状況に陥れる・・・。宮緒さんの「蜜家族」をちょっと思い出したけど、あそこまで壊れてないかな。腹黒攻めの複数ものとすごく好みのお話で、催眠調教的な部分も萌えたんだけど、攻め二人の性格、生き様、諸々がどうにも浮世離れしすぎてて、現実味に欠けてたというか。寧ろ、人外悪魔とかって感じの方が納得できたというか。魅力を感じなかったんですよね。諸々引っかかりながら読了でした。。悪くはなかったんですけどね。。2014/04/11