内容説明
「あんたは俺の雌だ。ケダモノらしく、精液塗れにしてやるよ」平凡な英語教師の岩月廉を、教室の隅から鋭く見つめる男がいた。尾上龍生―空手で鍛え上げた肉体、野性的な顔立ち。とても高校生には見えない、圧倒的な存在感を持つ。校内でセクハラ紛いのことを仕掛けてくる龍生から逃れようとした廉は、裏庭に現れた謎の円陣から、2人して異世界へ跳ばされてしまう。そこは中世ヨーロッパにも似た、力だけが全てを支配する世界。襲いかかる武装集団から廉を守る一方で、龍生はケダモノのように廉の身体を好きなだけ蹂躙してくるが…!?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
楓
33
乱暴者だけど、宮緒作品の攻めにしてはまだマシな方かとww異世界に飛ばされてしまった先生と生徒。最初は龍生のことが怖くて警戒していた廉だけど、異世界で互いに相手への気持ちや価値観なんかも変わってきたりして、ただ単にHばかりしていたわけではないってことがわかるw攻めばかりじゃなくて受けもちゃんと成長していたのが好感でした。でもやはり攻めは底なしの絶倫ですwww2014/09/15
みずほ
29
小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 問題児高校生と美人英語教師が、突然、危険な弱肉強食の異世界に飛ばされる。龍生の雌にされ、憎みながら共にいるうちに、龍生の優しさ・純粋さに惹かれていく廉。最初は俺様な獣だった龍生だが、最後はかなり犬化してたような気がする。ブラックレーベルだが、この作家さんにしては黒さは薄め。受が攻を好きになる理由が最初は吊り橋効果っぽかったけど、孤独な二人が互いを自分の居場所として認め合う過程には納得できた。ペーパーは二人の数年後。なるほど、龍生は今度はペンを武器に生きていくのだね(笑)2013/08/29
BL小説メイン@ネタバレ注意
20
★4.0。宮緒さんの攻は本当に犬かサイコにしか見えないんですが、この攻は年下の高校生ならではの青臭さ・必死さ・成長があって個人的にちょうど良いバランスでした。年下攻好きとしてはかなり萌え!受を大好きな攻の十代らしい暴走がっつきエロに萌えたし、肉食獣だけど意外に照れ屋で甲斐甲斐しい一面が普通の男の子っぽくて可愛いし、エロにもラブにも満足出来ました。トンデモ展開のテンションには若干笑ってしまいつつ。ただし中盤までは受の攻への偏見と保守的思考がくどいので、この受のどこが可愛いのかと挫折しかけました。2013/07/27
テンハル
16
【あらすじ買い】高校生×英語教師<あおり文>あんたが欲しい。俺の女になれよ、先生⇒異世界トリップで年下攻め・龍生と亡き祖父の呪縛から逃れられない教師受け・蓮の学校の七不思議から始まるストーリー。龍生が年相応の性少年でガッツガツくるのが真っ直ぐ正直。トリップしてからの「闘犬」ぶりにしびれますが、現代にもどってからのラブラブっぷりがピュアで純情な未来が待っていそうで幸せそうな二人です。2013/08/10
新人@さぁーこ
15
あとがき読んで諸々納得☆人物設定の後に、世界観を描いていったからか、ひねりなくあっさり異世界へgoしちゃってびっくりww乱暴者攻め(生徒)×卑屈受け(先生)とあって、最初は強姦まがいの強要プレイながら、ちょいちょい入る攻め視点で先生への執着愛が語られてるからか、嫌悪感なし。年上で普通である事へのこだわりを見せる先生の価値観が徐々に壊されて、大嫌いな相手に守られてプルプルしてる様子が可愛いく、年下ピュアっ子な攻めのギャップも〇。ファンタジーでありながらもあまり深く考えることなく、作品をサクサク読めました☆2013/08/14