内容説明
病気事故問わず、迎える妻が次々と死に至る男―龍堂隆光。陰で青ひげ公と噂される彼の死を『視て』しまった占い師の本多直斗は、その陰惨な未来を変えるため、当たり屋の真似事までして隆光に近づいた。だが、ただ彼の身を案じてのその行動は、相手には受け入れられなかった。当然だろう。隆光は直斗の力の真価など知らないのだから。それでもしつこく食い下がる直斗に、隆光は無理難題を吹っかけてきた。「夜ごと自ら脚を開くなら、側にいることを許可してやってもいい」妻たちの死の真相にも要刮目。身体を張って暴君を守るミステリーラブ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とも*
8
暴君なので毎夜いじめられるんだけれどお互いの視点で語られるのでその点は安心して読めるかも。 お互いなんだか微妙に相手に対する心情の変化を自覚する困惑さがいい感じ。未来が見える設定なのでちょっとミステリーっぽい話も好みで楽しめたのも良かったかな。 ワインの場面はドキドキしたけれど楽しい未来図には思わず笑ってしまった。 あと、弓削ママがいいアジ出してて好きだなー 納まる所に納まれば激甘攻めなのも楽しめて良かったのでパーティー場面も見たかった。ただ、最後にネタ(?)晴らしはえーと突っ込んでしまったけれど。2013/05/19
SAY
5
占い師の受けが、予知で攻めが殺されるの観て健気に守ろうとするお話ですが、あっさりとは花丸黒は卸しませんww 攻めが手酷いんですが、健気~。頑張る小ワンコ状態です。 橘さんだからまだ読めるかな~?と思いつつ私は読みましたが、好き嫌い別れそうだなぁ。2014/04/25
おかめいんこ
4
私の中では橘さんは当たりハズレのある方なんですが今回は当たり(^^♪題名の「暴虐~」の通り本当に攻め様暴虐の限りを尽くします。でもそこはかとなく愛が感じられるので読んでいて楽しかったです(^。^)2013/04/04
usamomo
4
橘さんのミステリは結構好きで、期待して購入したんだけれど、ほぼH!じゃなかい!しかもblackなだけに、終盤までは結構手ひどい感じがしましたね。 散々やってそのまま放置ってのが一番好きではないパターンなんだけれど、まぁ今回はそれも仕方がないのかなぁとは思いもしたけれど、そこまでして傍に居るのか?ってな気持ちもチラホラ感じたり、でもミステリー的にはちょっと期待したほどでもなかったのが残念でした。 2013/03/21
みやび
2
攻が受を好きになるのはわかるけどさ、自分を助けようとしてくれたわけだし。受が攻を好きになる理由も過程もわからない。攻も突然愛の告白をしだしてぽかーん。 あんだけひどいことしといて、調子よくない? 橘さんは合う合わないが結構あるんだけど、これはあかんかった。2017/12/17
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