出版社内容情報
ある日偶然出会った桜のさくらちゃんと雪のゆきちゃん。
別々の季節に降る2人ですが、もう一度会って一緒に踊りたい!と約束を交わします。
ですが、次の年もその次の年も会うことができなくて……。
あたたかい筆致で春の奇跡を描いた、感動の絵本。
2025年2月刊
内容説明
「あなたはだあれ?」はじめて出会ったさくらとゆき。春と冬、季節をこえた出会いを描く感動の物語。
著者等紹介
よしむらめぐ[ヨシムラメグ]
1973年大阪府生まれ三重県育ち。2019年『まめざらちゃん』(あさのますみ/文)で第7回MOE創作絵本グランプリを受賞。本作が初の作絵絵本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
17
新着棚で。家族連れの女の子が主人公?と思ったが違った。その時、見落とし、後で見直したが、女の子のリュックのポケットで運ばれたのが、桜の精サクラちゃん。まだ桜はツボミの季節で、木の根元に溶け残った雪のユキちゃんがいて、ふたりは友達になる。いつか、咲いた桜と降る雪に生まれ変わって、一緒に踊る約束。その日はいつ? 桜と雪の再会、難しいだろうけれど、必ず約束は果たされるはず! ふたりを励ます猫さんと小鳥さんの存在もとてもいい。みんなを包むような風景も、優しく、柔らかく、美しい。よしむらさん、初の作絵絵本だそうだ。2025/05/04
遠い日
7
よしむらめぐさんの絵が、これまでのきっぱりとした線から変わって、やさしいニュアンスを帯びて、すばらしく美しい。それは桜の精霊と雪の精霊を表現するために必要だったのかもしれません。お互いにまた会うことを約束して、信じて待つ時間はどんなに尊いものでしょう。桜と雪という一見相まみえないもの同士が奇跡の再会を果たすまで。どきどきしながらお話を追いました。約束って、すごい力を持つのだなと感じました。2025/04/16
はる熊猫
4
絵本というより風景画、特に桜が咲いている光景がなんとも美しい。2025/03/27
kokotwin
3
出会うことはまれな雪と桜。たまたま出会いまたいつかと。桜が咲いたのに雪なんてって思うけど意外と絵になるし、こなストーリーがあってもいいな2025/04/09
たくさん
1
桜の開花は積算気温で決まるって言っていたな。山の上で桜の遅いところで季節が遅くなったら桜と雪は出会えるのかな。桜が咲いた後に急に冷えたら出会えるのかな。そういう風にあこがれ出会えない人にいつか合うことができるかなあ私も。2025/05/01
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