内容説明
だれもが知っている「はじめてのまいご」体験を温かなタッチで描いた絵本。ある日お母さんに連れられてはじめて駅にやってきた姉と弟。にぎやかな駅に見とれるうちに、まいごになって…!
著者等紹介
加藤久仁生[カトウクニオ]
1977年鹿児島県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、(株)ロボットに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優花 🍯モグモグ
48
広~い駅構内は、幼い姉弟にとって好奇心と冒険がいっぱい。いつの間にか、お母さんを見失ってしまう。この絵本を読んだら、迷子ばかりなっていた幼い頃を思い出しました。2016/05/12
tokotoko
31
絵にとっても動きがあります!だからね、きっと、ひたすら、この表紙の姉弟を追いかけます。追いかけても追いかけても、追いつけない感じの2人に、やっと追いついたなーって思ったら、困ったことになってます。「どうしよう?」の後、また2人は走り出して・・・。子どもらしくって、疾走感にあふれてて!そして!困っても・・・泣かない!!そんな2人の背中を、ただ応援したくなると思います。かわいくて、あたたかくて、懐かしい・・・そんな1冊でした。2014/04/14
海(カイ)
23
MOEで読んだ時から好きな作品!えきで、お母さんと離れてしまって、『どうしよう』『ドウシヨ』と慌ててるページが一番好き♪お姉ちゃんの言葉がひらがなで、弟くんがカタカナで書かれているのも面白い!2014/04/07
いろ
20
目新しいもの満載ワクワクの駅構内から一転,姉弟が母親からはぐれて迷子のお話。「私達の力で戻らなきゃ」と姉弟が決意直後から子供達の周りに落書き風の線路や汽車がいっぱいになるのが6歳男児「これ(子供達が)自分で描いたのかな~。」と気になる様子。「どうしよう」の見開きは不安が,「忘れられたままだったら…」の見開きの宇宙は孤独が,それぞれ溢れる描写が秀逸。母(私)も幼少期,2度と親に会えなくなる不安で胸がつぶれそうになった事が思い起こされた。目まぐるしく変わる空間視点の表現も臨場感をUPさせて世界に引き込まれる。2014/06/25
そうさん
11
4歳6ヶ月。絵がとても印象的。お母さんとぬいぐるみの緑色、女の子の赤色、男の子の黄色(オレンジ?)が子どもにはまた信号に見えたらしく、喜んでいた。(信号も一応出てきたが)迷子になってしまった姉と弟の不安な感じがとても伝わってきて、こちらまでハラハラする。最後はぬいぐるみの行方は気になったものの、お母さんと会えて良かった!2019/02/14