内容説明
あいつの名前はチコ。本当はもっとかっこいい名前をつけたかったんだけど…。ボクと愛犬チコとの感動ものがたり。
著者等紹介
きむらゆういち[キムラユウイチ]
多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビの幼児番組のブレーンなどを経て、絵本・童話の創作、戯曲、コミックの原作などを中心に活躍をはじめる。講談社出版文化賞絵本賞受賞の『あらしのよるに』をはじめ300冊以上にのぼる著書は、国内外の子どもたちに愛されています。東京純心女子大学客員教授
わたなべようじ[ワタナベヨウジ]
武蔵野美術大学油絵科卒業。1984年に『やいトカゲ』で、1986年に『ぽんぽん山の月』で絵本にっぽん賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
39
小さくてとても可愛いサイズの本。私の苦手の犬が、あまりにも可愛く収まってる表紙。つい!手が伸びて、借りてきました。知り合いのお兄さんから偶然もらった犬、名前はチコ。ボクとチコとのウキウキの毎日の始まりです。どんどん近づいて行く2人。けどあまりに近づき過ぎたことを心配した周りの大人達が、ある日・・・。犬が苦手だったこともすっかり忘れ、ボクと一緒にチコに夢中になっていた私は、この結末にボー然。。。ちょっと!!悲しすぎませんかぁー!?って怒りつつ、犬の可愛さを教えてくれたこの本に、感謝(T_T)♡2015/10/26
キキ
16
「ぼくのねこ」を読んだので、今度は「ボクの犬」!と、ワクワクしながら読んだら、読後感、どんより。子どもたちは、この大人たちの意見をどう感じて、何を学ぶだろうか。生き物を飼うことの責任や、犬とばかり遊んでいることの弊害(そんなものは一つもないと私は思うけど)とにかくモヤモヤする。子どもたちが犬を飼うと、こういうリスクもごく稀にあることを知ることで、飼い方や付き合い方を自分で探すかもしれない。だって犬と過ごす宝物のような時間の素晴らしさが、たっぷり描かれているから。そう、犬と生きる人生は豊かだよ。間違いない。2025/01/24
書の旅人
10
私には、とても後味の悪いお話でした。しかし、世の中、美談ばかりではないように、この様なお話も必要ですね。この本を読んだ子どもたちが、大切なものは何なのかを見つけるきっかけになれば…。庵主の願いです。2017/12/12
みー
9
チコが可哀想だな・・。コンビのワンコも可哀想。ここに出てくるわんこ達は皆・・可哀想・・2016/12/18
ムーミン
5
「ボロ」に似ている。子どもたちにはボロの方がインパクトがあるかな。2016/06/11