内容説明
ずっと昔に、ある母親が子供を連れて山の畑に出かけていった。子供が眠ると、カッコという、手作りのワラの入れ物の中にそっと寝かして木陰に置いて働いていた。そうしている間に、子供はいなくなっていた。母親はうろたえさわぎ、わめき、悲しみ、泣きながら、ついに一羽の鳥となって、カッコの中の子供を呼ぶのに「カッコ、カッコ」と鳴きながら、かわいい子供を捜したという。広介が、この山形置賜地方のあわれな伝承を、どんな童話にしたのか、広介の空想がどんな風にひろがったのか、よく読みくらべてみてください。
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