出版社内容情報
人気作家、小川糸の最新エッセイ集。
つくる人の人生を感じる、とっておきの料理と人に会うために日本全国を巡礼します。
出身の山形では3代続く山の茶屋や想い出のパティスリーを、南の沖縄では深い森で滋味あふれる料理を、能登では復興と共に地元の食材や文化を守る人々に再会。
訪れたのは8県20か所。
料理に携わる尊い生き方をする人々に出会い、彼らの料理を食べ、心から豊かになっていく様子を静謐な文章で描きます。
2026年4月刊
【目次】
内容説明
美味しい料理の向こうには、尊い生き方がある。食を巡る17編のエッセイ。
目次
沖縄県・南城市「胃袋」
神奈川県・鎌倉「おおはま」
山形県・羽黒山「二の坂茶屋」
山形県・寒河江市「佐平治食堂」
長野県・小谷村「喫茶 白月」
食堂巡礼の旅:1 佐渡ワインと「ラ・バルク・ドゥ・ディオニゾス」を訪ねて
新潟県・佐渡島「佐渡バターと”りきすしさわた”」
長野県・黒姫「温石」
長野県・富士見町「やまゆり」
長野県・小谷村「蕎麦屋 蛍」
食堂巡礼の旅:2 郷土料理と古津軽のシードルの旅
長野県・富士見「オンリ onri」
山形県・山形市「パティスリーコウシロウ」
山梨県・北杜市「グート・デ・スリーズ」
山梨県・北杜市「カフェ・ド・ペイザン・八ヶ岳」
新潟県・栃尾又温泉「宝巖堂」
食堂巡礼の旅:3 能登の食の作り手を訪ねて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
181
小川 糸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、全国のとっておきの食堂を巡礼する食のエッセイです。 どのお店も美味しそうで、味わい深い店主だらけですが、どこも行き辛いのがネックです。冒頭の「胃袋」&私のルーツの佐渡島のお店には、是非行ってみたい。 https://www.hakusensha.co.jp/booklist/78221/2026/07/04
旅するランナー
162
沖縄·鎌倉·山形·長野·新潟·青森·石川、料理を愛する人たちを巡る旅。「手から手へと渡ってきた食材を料理し食べる人にタスキを渡す、駅伝の一区間を走っているに過ぎない」「浮かれず、騒がず、淡々と、店を続けていきたい」などとサラッと言える人が作る料理を食したい。2026/09/14
ネギっ子gen
83
【自然の中に身を置いて、その場所と呼吸を合わせていると、自分と自然との境界線がなくなる】ぴったしな題名のエッセイ。カラー写真満載。沖縄県・南城市「胃袋」の麻子さんは、<「料理って、目の前から消えてなくなるじゃないですか。料理をお客様にお出しした後『じゃあね、さようなら』なんです。もちろん、おいしいって喜んでもらえれば、嬉しいです」/自分が生み出したものにいつまでも責任を持って執着し、抱え込んだままでいたら、自分がパンパンになって、生きていけない。/「自分も、駅伝の一区間を走っているに過ぎないんだ」>と。⇒2026/07/25
ゆっき
33
月刊誌のMOEで連載されていた17編のエッセイ。美味しい料理と料理を作る人の生き方にふれる食堂巡礼。小川糸さんの言葉で綴られるエッセイもたくさんの素敵な料理も本当に贅沢。あちこち行きたくなります。鎌倉は断然夜がいいのか。静寂に包まれた鎌倉でいつか素敵なお店に出会いたいものです。そして気になったのが希少品の佐渡バター。百パーセント佐渡島産にこだわっているのが素晴らしい。また新たな旅の目的ができました。2026/04/26
nyanco
29
小川糸さんのグルメエッセイ本 。1話目の沖縄の胃袋 インパクト大で一気に引き込まれる。おいしいものを作る人は感性が鋭いんだろうね 味だけでなく店の佇まいや料理、材料への想いが伝わってくる 鎌倉・おおはま 食へのあくなき探求心に圧倒される。小川さんの出身地や現在の地元の山形、長野のお店が沢山紹介されていて行きたいけど遠い… いつか、と想いが馳せます 佐渡 酪農に適していることは知りませんでした。新潟のお寿司屋さん りきすしさわた 新鮮な魚と丁寧な仕事ぶりに魅了されました ここにはいつか行きたいなぁ~2026/04/29




