出版社内容情報
1980年代後半から花とゆめ誌上で読み応えあるストーリーと可愛らしく魅力あふれるキャラクター描写で人気を博した星野架名氏。
その作品世界をカラーイラストやファンによる解説で紹介します。
コミックス未収録作品、花とゆめ同期デビュー・日渡早紀先生の特別寄稿に加え、2023年になって発見された遺稿を収録。
2023年13月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まぬけのまりこ
2
遺稿が想像より読みやすかった。もっと下書きに近いかと思っていたから。幻影達がペン入れされている点も「らしい」。独特な雰囲気健在で、完成したらどんなに美しかったことか。そして、これで緑野原は単行本に全部収録されたみたい。2023/12/23
のんちゃ
1
なつかしい。中学生のころちょっと読んでた、星野架名。絵も話もすきだったな。2024/09/17
ポッチ
1
読み応えたっぷりで星野架名SFにハマったことのある身にはたまらないが、特に遺稿『2度寝の唯子』がすごく良い。 背景は下書きだけど人物や主要なところはペン入れされているので読むのに支障はない。支障はないどころか線がきれいで全然問題ない。 未完成でコレなら完成されたらどんなに素晴らしかったことか。特に子どもの目から見た不思議な世界が素晴らしくて……!見開きにはゾクゾクする。 夢と現を行き来するSFはいかにも星野架名先生の世界だけど、主要キャラが少年少女ではなく祖母と孫、あるいは幼い少女たちで雰囲気がやさしい。2023/12/24
iruza5
0
二度寝の惟子はのびのびと描かれていた、という事もあるのだろうが、人体の描き方が以前よりも数段洗練されていた。絵は一朝一夕には変わらない。こつこつと描かれ続けていたのなでこその昇華された筆遣いにはならない。そう思うと胸が痛くなった。完成されていたならばどのように豊かな画面となったことか。 亡くなられて色々と企画されているようだが、本書でルナティック・シネマとレ・コスモナイトのイラスト紹介文が入れ替わったままであったり、白泉社はきちんと校正できる人間すら今はいないのかと軽く失望を覚えた。2024/04/28
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- 和書
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