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出版社内容情報
女優・モデルとして大活躍の著者が贈る、絵本への愛が詰まった一冊。子ども頃からお気に入りだった数々の作品の思い出や魅力をたっぷり語ります。巻末には、著者初の描き下ろし絵本も。ファン必見!
2016年3月刊。
内容説明
女優・モデル菊池亜希子が絵本の世界を探検!幼い頃に出会った絵本にまつわるはなし18篇ほか、著者おすすめの作品・絵本屋・美術館なども収録。恥ずかしくって、でも愛おしい。心の奥をキュッとくすぐるエッセイ集。
目次
たべもの(あしにょきにょき;さむがりやのサンタ;こまったさんのスパゲティ ほか)
ぼうけん(おしいれのぼうけん;おおきなもののすきなおうさま;ふしぎなかぎばあさん ほか)
どうぶつ(ねずみくんのチョッキ;てぶくろをかいに;ふたりはともだち ほか)
描きおろし絵本「ぼくのだいじ」
著者等紹介
菊池亜希子[キクチアキコ]
1982年生まれ。女優・モデル。女性誌でモデルとして活躍する一方、映画・ドラマ・舞台でも役者として活動する。また、著者としても独自の世界観を築きあげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりさ
101
たぶん、子供の時読んできた本は種であり、成長するごとに種が育ち、その人を支える強い幹になるのかもしれません。菊池亜希子さんの読まれてきた絵本たちを見て、飾らず、等身大の亜希子さんの文章を読んでいてそう感じました。私も読んできた絵本がたくさん。その絵本たちは苦しさや辛さ、どうしようもない理不尽にさらされた時、乗り越える力を求め与えてくれたのかもしれません。巻末の書き下ろし絵本が可愛い。亜希子さんの絵本のはなし、私も子供の頃を思い出してきゅんと切なくなりながらも、ふくよかな時間に満たされました。2016/05/13
たいぱぱ
91
「絵本を読んだ後、残るなにかを期待するのはオトナだけ。子供は何かを欲しくて絵本を読んだりしない。まっすぐにその世界を体験する」絵本とそれに纏わる自身の想い出を語るエッセイ。凄く凄く良い。心が温かく優しい気持ちになれる。完全に菊池亜希子さんに心奪われた。可愛いからではない。たぶん。文章のリズムが村上春樹さん、小川洋子さん、梨木香歩さんの様に心地良いんです。この文章力は只者ではないですね。可愛い顔も(やっぱり!)。母と姉を心から愛してるのが伝わるエピソードに笑い、先生との交換日記のエピソードに思わず涙。2021/04/09
itoko♪
70
絵本構成の三大柱【たべもの・ぼうけん・どうぶつ】に分けて、絵本紹介と共に、著者の思い出のエピソードが綴られています。不思議なもので、絵本って何年経っても、その存在を覚えているもの。ウチの子どもも、お気に入りだった絵本の中のフレーズを、今でも覚えています。文字と絵、そしてその頃の記憶がきちんと結び付いているのでしょうね。絵本に合わせたファッションも素敵だし、巻末のおはなしも じんわりときました。2016/04/27
ぶんこ
67
あっこさんが読んできた絵本紹介ですが、読んだ頃のご自分の思い出とともに書かれているので、より分かり易かったです。専門家の書評との違いは、自分の思い出とともに感想を書かれている点です。私としては読書感想文とは、読みながら自分の体験を思い出しているので、同じように思い出が書かれていると嬉しくなる。小さい頃から、一人でよそのお宅に上がりこんで絵本を読んでいたそうで、今の人懐っこさは(三つ子の魂百まで)だった!2016/10/01
しいたけ
64
「問題のあるレストラン」では気になっていたけど、正直こんなに素敵な方だとは存じ上げなかったです。絵本はまあ、大好きなもの、懐かしいもの、知らなかったもの色々ですが、絵本にまつわるエッセイが素晴らしい。あったかくてきゅんとして、クスリと笑えてどこか切ない、ああこれがこの人の世界なんだと嬉しくなる読後感でした。「はなくそよりも汚くて、本当に恥ずべきものが、世の中に、にんげんの中に、私の中にいっぱいあるってことを、りっちゃんに教えてもらった気がする」。私の中にもいっぱいある。ああ、それで痩せないのか。2016/03/18
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