内容説明
人間に対する飽くなき興味と深い愛情を持って、人々の生活を見つめ、その一瞬一瞬に見せる表情を鋭く描き続けた画家、ノーマン・ロックウェル。彼が描き出す世界は、ユーモアやペーソスに富んでいるが、決して嘲笑や軽薄さではない。やさしく、温かく、そしてもの哀しい。扉を開くと、そんな古き良きアメリカが広がっている。誰もが共感できる日々。ノーマン・ロックウェルの世界。
目次
Ｐｒｅｆａｃｅ
Ｉｌｌｕｓｔｒａｔｉｏｎ
Ｂｉｏｇｒａｐｈｙ
Ｅｓｓａｙ
Ｍｕｓｅｕｍ
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
21
【所蔵】実家にて。週末に子どもに見せたDVDに、この表紙の絵が出てきたので、懐かしくなって…(^-^)若い頃はちょっとしたお便りにはよくロックウェルのポストカードを使っていました。一枚の絵の中に物語がぎゅうっと詰まっているのが見ていて飽きません。凄く素敵だと思います♪2013/12/07
kibita
12
高校生の頃好きだったロックウェル。当時「After The Prom」という絵で、アメリカの卒業間近に行なわれる高校生の、重要なイベント プロムパーティーなるものを知った。この複製画を部屋に飾っていたのを思い出し、懐かしくて探してこの画集を購入。どの絵を見ても、彼の温かな視線と物語性、古き良きアメリカって雰囲気に目が離せない。2024/02/16
アイアイ
7
「私は、日常生活を営む、ごく平凡な人たちを描く。それだけが私にできるすべてなのだ」心がほぐされ、絵の中の人物同様に温かい眼差しを向けあう。精密でどこまでも細かいイラストを生涯4000点ほど描き続けた人間離れした才能。ノーマン・ロックウェル２月３日生まれ。誕生日が私と同じだった事が地味にとっても嬉しい♪ペーソス(哀愁・悲壮感)とユーモアが溢れる物語がつまっている。▽図書館2015/04/11
スタッフＷ
7
あ、これミスタードーナツの人じゃないの？とか思って借りたけど、調べたら全然違う人だった(汗)あっちはペーター佐藤という人なのか。いいなあ、こういう写実とイラストが混じり合ったような雰囲気。古き良きアメリカ。１枚の絵から感じられるストーリー。僕の１番の好みはｐ３３。ちょっと切ないのがｐ５２の上のバスに乗っているおばあちゃん。「Willie,Willie was Different」って、戦死した息子の遺体確認に行ったら別人だった…とかいう感じ？「息子は生きてるんです」的な？勝手にストーリーを作ってみました。2014/07/19
右脳neo
5
The Runaway,1958 警官の後ろ姿がたまらない。シャツのパツパツ具合と、腰の厚み、ラインのシワとブーツの脚が何度見ても良い。／A Guiding Hand,1946 右の少年の唇の形が好み。／Football Hero,1938 色合い／Going and Coming,1947 イッヌ／Man Reading Book of Chivalry,1929 ネッコ／Freedom from Fear,1943シーツの白 ⁑観察と膨大な画量と画力に裏打ちされたリアリティ、そして演出性。才能。2020/01/18
