内容説明
あなたは妖精を見たことがありますか「私は妖精と暮らしていた」―。旧家に眠る手記が語る驚きの世界…「不思議」をこよなく愛する人々に贈る初の「幻想妖精図鑑」、ついに刊行。
目次
序章 はじめに「妖精古絵図」発見の経緯
第１章 生物学的な特徴
第２章 雌雄の見分けかた
第３章 見つけかたと出会いかた
第４章 住まいについて
第５章 食べものについて
第６章 入浴と着衣について
第７章 病気の予防について
第８章 音楽とダンス
第９章 遊びなどについて
第１０章 散歩について
第１１章 繁殖について
第１２章 葬儀について
第１３章 ともに暮らす者の心得
終章 妖精文字覚書き―あとがきにかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千代
1
ふわふわキラキラした妖精のファンタジーな世界が広がると思っていたら、意外と現実的というかなんというか…。読み終わったら、妖精を飼う?のは無理だな…と思えてくる一冊。2019/02/05
なー
1
★★★★☆ 偶然不思議な絵図を見つけそれを紐解いたところ、それは妖精と暮らすための指南書のようなものだった…。妖精の生態や衣食住の好みなど美麗なイラストと共に事細かく書いてあり、読んでいてワクワクした。小学生の自分にこれを読ませたら、きっと夢中になって妖精が見えるようになる塗り薬を作り、妖精を探し、妖精のための住処を作っていただろう。実業之日本社から出ていた雑誌「マイバースデイ」や「プチバースデイ」が好きだった人はこの本を気に入るのではないだろうか。2016/11/25
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
1
さすがの白泉社クオリティ！ロマンチックなファンタジー好きにはたまらない「妖精古図の翻訳と考察」ああ、私もこういう本を書いてみたい。欧羅巴の古書文献が多く引用されているのも興味深い。飛行や声紋、召喚するための道具、環境、食事など、もう想像力は止まらなくなる。ツキヨタケを食すと翅が青白く光る、薔薇の棘で作った針で衣類を縫う、蜘蛛の巣に夜霧の露をつける、、等など読むたびに恍惚感に浸れます。これは私の可愛いお姫様のお誕生日プレゼントにしようと思う。そして月夜の灯の下、一緒に妖精たちを探しに行こう。2012/09/22
すがし
0
想像力豊かというか、ニューエイジと少女漫画の混合のような作風。だが、それなりに参考になる部分もあった。2010/06/24
