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出版社内容情報
「楽園」から4冊目の平方イコルスン作品集。
「球形」「特典対象外」「始末」「米の密度」「林立」
「とても手段」「最早」「偏重」「暴露」「憤慨」
「脳外不出」「失望」「おさまり」「肉でしか埋まらない」
「死にもの」「いい威圧」「胴を挟む」「そんなはず」
「手の内」「かつて」など表題作含め21本収録!
2024年1月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさぎや
4
短編集。「米の密度」「暴露」「ふたりで木々を」がすき。あと「失望」がかなりコワかった。2024/02/03
brzbb
3
『スペシャル』の最終巻を読んだ後だから、すべてが不穏に感じられる。いや最初から作風は変わっていないのだ。世界中の誰にも理解されない欲求、肉体的・精神的暴力、支配・被支配、執着、愛欲……平方イコルスンはずっと"業"を描いてきた作家なのだ。女子高生がとか百合がとかいってるとざっくり魂えぐられるぞ。2024/02/05
むらて
2
予想外というか、登場人物は各々の理屈に従って会話してるんだけれどこちらには全く素っ頓狂な芸風はいつも通り。けれど今回はそこに不穏とか恐怖が突如切り込んできてゾクリとすることがままあります。霊の調査人?が連作化してるのも良かった。巻末20頁の「かつて」が最後良い話風に締められているのも、なんだか騙されているような気分もあって好きです。ところで「ふたりで木々を」の英題が「TREE FOR TWO」となっているけれど、そもそもが「TEA FOR TWO」のダジャレ由来で想起した話なんですかね。2024/02/27
オジャオジャ
1
どこか理屈っぽく不穏で歪んだ少女たちの会話劇はキャッチーでは無く明らかに読み辛いが他のマンガには無い平方イコルスンにしか描けない唯一無二の魅力が光ってる気がするな。失望から始まる霊媒師(のような物)シリーズはなかなかスリリングで良かったしかつての過去のちょっとしたきっかけで出来たしこりを抱えた二人が偶然出会い不器用に会話やら奇行をした結果気まずい感じになるも何だかんだでそこから生まれるはずが無かった友情が生まれる感じがめちゃくちゃロマンチックですな。変なマンガ。だけどめちゃくちゃ好き😭😭😭😭😭2024/11/30
hryk
1
これってどういうことなんだろうと読み進めると、あるところで「ああ、そういうことか」とわかって、また最初から読み返すという読み方で読んだ。これが正しい読み方かはわからないけれど、とても面白かったのでよいと思う。2024/03/24