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出版社内容情報
「楽園」からの9冊目のpanpanya作品集。
表題作はじめ「家の家」「幕間」「うるう町」「正しいおにぎりの開け方」「ビルディング」「ここはどこでしょうの旅」6~10など生活空間の細部までが愛おしくなる16篇。
日記も併収。
2023年11月刊
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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購入履歴本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
47
2023年刊。panpanyaの漫画は読者を不思議な世界に連れて行く。とぼけた少女と人ではない相棒は、ふんわり軽く描かれる。ノスタルジックな背景は念入りに重く描かれる。話は荒唐無稽なのに、奇妙な理屈で説き伏せられてしまう。表題作『商店街のあゆみ』も、気がつくと現実に似た異空間に着いていた。『うるう町』は登記されているのに行けない幻の町。大人の事情が危うい微妙な町を生み出した。『ここはどこでしょう』の連作は、大喜利風なオチのつけ方が楽しい。『ビルディング』に出てくる「ビルの種」から色々と空想してしまった。2024/01/14
あたびー
44
よっ!待ってました!panpanyaさんの新作。今回も刺さるネタでいっぱいです。増殖した多肉植物みたいにギュウギュウにくっついている家の中を縦横無尽に歩き回るって楽しそう。地べたが当たって、プラモの家を建てるなんて夢みたい。ビルの芽(土地の境界線に打ってある四角いやつです)からビルを育てるとか。変なコレクター魂に火がつきそうなおにぎりのラベルを集めるだとか。ここはどこでしょうの旅もミステリアスで大好き。2024/01/16
阿部義彦
28
最近『ユリイカ』の特集で知った漫画家の最新刊です。これが10冊目らしいです。過去に2冊すでに買って読んでるので残りは後7冊か。一冊ごとにボンヤリとテーマがある様で、それが魚だったり、今回は不動産や建物の様。ビルディングを育てる話しや、成長して移動する商店街、何よりも地図を作る時に爪状に折り込まれてしまう部分にあたるうるう町と言うアイディアは明らかに理科系で、作者は性別不明で、普通に考えると女性の様に見えるが、案外男性なのかも、と思えた。シリーズここはどこでしょうの旅もロジカルな面が、奇想あふれる本作。2023/12/30
kei-zu
26
まるで夢の中の景色のような、緩く、不思議な雰囲気。ビルは種から育ち、移動する商店街は県境を越え、コンビニのおにぎりのシールを剥がすコツが説明される。次作も楽しみ。2024/03/21
s_s
26
結論から述べると、今年もpanpanya先生の新刊を手元に迎えることが出来て嬉しい。前作『模型の町』から引き続いて「ここはどこでしょうの旅」が収められていて、その豊かな妙味も十分に楽しむことが出来るが、本書の場合だと、「スーパーハウス」の回が群を抜いて印象深いかな。戸建て住宅が変形、操縦をすることで悪質な新聞業者を撃退するというものだが、すっかりアクションシーン満載で、切り拓かれた新境地に胸が熱くなった。panpanya作品でこれだけ勢いがあるのも珍しいよね。声に出して読みたいぞ!「LPロケットパンチ!」2023/12/04
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