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出版社内容情報
読み進むほどに謎が深まる不思議な時空間。
胡乱な蘊蓄が華麗に舞う研究室で交わされる師弟関係にある女性二人の常在戦場な会話。
「人類の心の復興計画」の行方は!?な第1巻
2023年3月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
18
また不思議な作品だ。児玉まりあ文学集成とは違ったベクトルで登場人物の心が読めない。2023/04/01
プロムナード
7
相変わらず素晴らしいセカイ。口先三寸の詭弁で現実相手にくだをまくだけの、軽い話かと思うでしょ? 実はそのあれこれの核には先生から「私」への隠された執着があるらしいから、ほんとうに現実を揺るがせる力があるわけで。実在しないCGとしての私、概念としての妹、踏みにじられる自由意志、ひとつひとつがこのセカイに微細なグリッチを生じさせる。この構造は『児玉まりあ』とおんなじで、軽く読んでるうちに危険な領域がぽっかり口を開けている。最高。2023/04/09
s_s
6
どこか冷淡な思考と眼差しを持ち合わせている女学生の”助手”と、我が物顔で俄かに信じがたい言葉を並び立てる”先生”。彼女らの会話が物語のメインとなるが、大抵は”先生”の謎の研究に翻弄される”助手”が描かれることが多い。常識に生きる我々読者は、現実に即した思考を持つ”助手”に共感を持ち、近い視点で物語を読み進めていくことになるが、”先生”の文字通り衒学的な発言によって浸食されてしまった現実世界、もしくは信じられない現象に後付けされた虚構的理由を目にすることになる。⇒2023/06/27
よいおいこらしょ
6
記号が現実を侵食する。ここの博士は、極めて記号的な研究をしている。その発想は超現実的で、トンデモな空論ばかりだが、説得力があるのは作者が言葉に誠実だからだろう。こういう毒にも薬にもならない知的な会話が好きすぎる2023/04/16
ささやか@ケチャップマン
5
このあやふやでよくわかんなくてでも面白い感じが好きだ―。この作者の漫画はもっと売れてほしい。2023/04/27
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