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出版社内容情報
奨学生試験を無事乗り越えて学園に残れることになったルビー。
一件落着も束の間、学内に起こる不思議な出来事…。
リズとステフの邂逅を描いた前中後編も収録した中村明日美子初の長編ガールズラブ第3巻。
2022年12月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
23
ステフとリズの過去が語られる第3巻。中村明日美子の漫画は、白を意識した画が特徴的だ。背景をいたずらに描き込むことのない画は、結果として余白の存在を許す。その余白は、つまり白であり、中村はそこに心情を描き込まずして描いているのだ。と同時に、白をベースとした画は、黒の効果を存分に発揮もさせる。ふいに現れる黒髪や夜、あるいは影、そして血といった黒の存在は、白を基調とした世界であるからこそ映える。もちろんそこにも、心情があることは言うまでもない。2023/01/08
miaou_u
11
今巻では、リズ、ステフ、校長の関係性が明かされます。家族を取り巻く暗い影がありながらも、学園での生活に光を投げかける主人公、ルビーはほんとうに純粋で面白いキャラクターだなぁ。そんなルビーとの出会いが、ステフやリズの頑なな心を解いていっているのでしょう。清廉と深淵が混ざり合う中村明日美子さんの世界、今巻も堪能させていただきました。前巻の感想にも書きましたが、この作品には、やっぱりサティの、ジムノペディが似合う。読みながら、頭の中でBGMが流れておりました。さて、学園では新たな事件が。。次巻が待ち遠しいです。2023/01/04
suisei214
4
ステフとリズの過去の出会いからの現代の失せモノ探し ステフの綺麗さとルビーとのやり取りの可愛さが堪能できる巻 新キャラがどう動くか次巻に期待2023/01/10
幸音
3
ステフとリズの出会いと関係。母はなぜステフとの関係をリズに最初に明かさなかったのか不明のまま過去話のターン終了。第三者からも姉妹と思われるほどそっくりなのに。リズの家庭教師は最悪。何も知らなかったリズに手を出す直前で、母は疑ってすらいない中、ステフが気づいたからよかったものの。忙しい母へ抱く寂しさを他で埋めようとしていたのかな。ステフが姉だと知る前に気づいてしまった気持ちの行き場が難しい。無邪気なルビーが出てくるとほっとする。失せ物である50セントの行方は。2022/12/25
聲
2
前巻まででルビーとステフの関係がどこまでいっていたかあやふやなんだけど、それはほとんど話は進んでなくて、リズとステフとの過去の話がほぼ半分だった。後半の幽霊と占いと盗難のミステリーがどう進んでいくのか…?可愛らしい新しい友達ブライスとその恋人?赤毛の不良少女ダニエラとの関係も。ちょっと流れがスピーディーになってきた。2023/04/22