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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文庫フリーク@灯れ松明の火
111
「美貌の果実」読者投票1位に異論は無い。しかし『笑う大天使』未読でも泣けて、既読ならなおさら泣ける「オペラ座の怪人」・・・結末は承知しているのだ。なのに「うそ・・」「うそでしょう?」とポロポロ大粒の涙をこぼし、口元には笑みにも見える、言葉にし難い絶妙な表情のルドルフ君。おハルさんを追って魂が翔び去った後に残る、すり切れて、泥にまみれて、ボロボロになったテディベア。哀しく、切なく、たまらなく愛しくて涙を止めることができない。著者インタビューに加え、表紙裏本体には多数の読者コメント。お金とスペースの都合→2013/12/06
えか
61
異人さんに連れられて、愉快なロンドン楽しいロンドンで、柚子さんが出逢う忠熊ルドルフ君とテノール歌手のハルさんの物語『オペラ座の怪人』個人的には、ラストの1ページが真っ白な矢吹さんに匹敵すると勝手に思っている、おしゃべり少年と寡黙な苑生さんの恋物語『架空の森』猫を被った堕天使の姉と彼女が拾った神童の弟との義姉弟の危ないラブストーリー『3月革命』記憶を失くして小学三年生になってしまった(27歳)覚くんと、苦学生蕗子さんの奇妙な恋愛『ヴァンデミエール』ともしかしたら、一巻よりも名作揃いのカーラ教授傑作選第二弾。2024/01/24
鱒子
60
友人本。ファン人気投票2位 オペラ座の怪人(ミカエルその後柚子編 大号泣です) 、15位ヴァンデミエール葡萄月の反乱(蕗ちゃんと27才だけど9才の覚くん これもっと上位でいいんじゃないかなぁ) 、ミカエル特別編(3人娘の卒業から20年後 ダミアンが主役)など収録。笑って泣けるカーラ君の傑作短編集です。ダミアン……2019/02/13
東雲
59
漫画界の哲人、川原泉の傑作選集。久方ぶりに『オペラ座の怪人』を読んだけど、オペラ座の怪熊・ルドルフくんの最後にやはり泣いてしまう。それにしても改めて読んでも、著者の博覧強記(と言ってもいいよね?)ぶりに驚く。これだけ文字をかっつめてるのに、のほほんとした空気を失わない。特別編に『笑う大天使』のダミアン登場。カーラ先生…なんてことを!またしても人生の諸行無常を感じました。2014/06/09
ぐっち
52
「ゴジラの皮」「日本農園」「巨大な猫」「パセリ」と好きなのが揃ってうれしいです。まさに「ワタシの川原泉」のタイトルに偽りなし!オペラ座の怪熊は何度読んでも泣いちゃうでしょ~。そして最後のダミアン!!「笑うミカエル」の三人娘と私、同い年なんだよな~。雑誌掲載時からの付き合いだけど、お互いババアか~!2013/12/21
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