花とゆめコミックススペシャル とりかえ風花伝完結篇 〈上〉

柳原望

白泉社（2010/06発売）

• サイズ コミック判／ページ数 402p／高さ 19cm
• 商品コード 9784592198185
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kagetrasama-aoi（葵・橘）]

「とりかえ風花伝」完結篇（上）。正編の花ゆめコミックス全三巻の続編として同人誌で発表されたものを、白泉社から完結篇上下巻として発行されたものの上巻。正編では風花と白鬼丸がキスによって心が “とりかえ” られて、風花が鬼姫として活躍する話が中心でした。この続編では清須辺りの織田家の勢力争いの話にシフトしてます。勝幡城主の織田信貞（信長のお祖父さん）の成り上がる話が凄く良いです。下巻行きます！

2022/10/30

[ぐっち]

ここから読んじゃった！前があるのですね。同人誌で発表していたそうで、番外編がどんどん入って来ますが、楽しそうに書いているのがいいな。

2010/06/26

[ゆり]

風樹おかあさまと与十郎おとうさま、信貞くんの過去話が、想像以上にシビアで深くてびっくりしました…後、信安と悦の恋物語も良かったなあ。

2011/01/01

[A.Sakurai]

本作は打ち切り後は同人誌で続きが描かれた．出来が悪いと文句を言いながらもほぼ史実の織田一族の争いの構図が面白く，同人誌を毎回買っていた．後日まとめて上下巻で単行本化されたのが本書．同人誌時代になると主人公はすっかり織田信貞．少女誌ではやりにくかった歴史の方に力点をおいたんだろう．

2020/04/14

[めぇにち]

以前のお話を結構忘れちゃっていて、記憶を掘り起こすのに一苦労（汗）　おかげで本編よりも、外伝の方が読みやすかったです。風化のご両親＋信貞のお話が切なくて、涙でした。前半はほのぼのだったのになぁ・・・。この作品は発表の場を同人誌という媒体に移したことで、作者の想いが全て込められていて、なかなか重いけど、読みごたえのある作品になったと思う。

2012/03/22