- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 白泉社 花ゆめC
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
63
久しぶりのジーヴスの世界は矢張り愉しい!何事にも完璧で有能、厳格な英国紳士である執事のジーヴスと、霧の立ち込める陰鬱な天気さえ気にならない程の陽気さを持つ、愛すべきうっかり青年貴族のバーティー。ウースター家の精神は回復力に富んでいる!と揺るがぬ楽観主義で今回もいろんなトラブルを呼び込むバーティー。恐れる叔母アガサ叔母さんの愛犬マックスの愛らしさも満開で、いつにもましてのゆるゆる感が最高。叔母様の怒りを逃れてN.Y.にやって来たバーティーのお話なので、番外編っぽさも新鮮で愉しい。2020/02/26
藤月はな(灯れ松明の火)
36
最近、はなとゆめなどの白泉社コミックの装丁が変わってきたので「新装版?新刊?」と恐々としながら購入。なんと待望の新刊でした^^相変わらずの扉絵にも手を抜かないユーモアとバーティの御人好しぶりと御主人のファッションセンスと試練に魚のような目になりつつも時々、御主人を貶めながらも問題を万事解決するジーヴスの愛らしいいやらしさは健在です(笑)括目すべきは『タッピーの試練』。ヘンリー8世時から続く仁義なき恐怖のフットボールでの両者の偵察中にガクブルするバーティと宙を飛ぶタッピーの図に腹筋が崩壊しました(爆)2013/11/09
藤月はな(灯れ松明の火)
32
再読。やはり、こんなくすりと笑えるユーモアがある漫画は笑いで心を癒してくれるとしみじみ、感じます。タッピーを犬娘から取り戻そうと提案されたバーティの案に殺意を垣間見せるダリア叔母さんと犬泥棒=バーティに命を襲われると怯えるブルームフィールド氏にも爆笑。しかし、アガサ伯母さんの紹介する人物は傍迷惑な奴等ばかりで御守を押し付けられるお人好しのバーティが気の毒です・・・。そして自分の美的感覚だけは譲れないジーヴスの主人を貶めつつも珍妙且つ効果は絶大な策略も堪らない。公共の場では読まないでください(笑)2013/11/11
shimaosa
18
振り回されて焦るだけのウースターとそれを静観しつつも処理するジーヴス。ウースターに素敵な恋人ができたりしたらジーヴスのお眼鏡に適わなければ追い出されそうだなぁ。2014/01/19
詩歌
17
ジーヴスの常態とは糸のような細目である。目を開いて蔑んだ表情になる彼には中毒性が(笑) あまり詳しくない紳士服のアレコレを絵で見られ、レデイ達の衣装にうっとり。そして恐怖、光る兎! 是非ドラマ化してほしいけど、ラグビープレイヤーがびちゃぐちょどちゃより、あの犬いぬイヌを用意するのは困難よね。2014/12/17