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出版社内容情報
この理不尽を生き抜け――!!
すべての海が蒸発し、巨大化した水棲生物が “空流"を泳ぐ世界。
「蟹工船」の底辺労働者たちは日々、国家の威信をかけた巨大蟹漁に身を投じている。
孤児院に売られた流伽と柊は、命が使い捨てられる“この世の船底"で、いつか借金を完済し、二人で自由になる日を夢見ていた。
しかし、蟹工船に暴政を敷く悪逆監督・九条に流伽が刃向かったことで二人の運命は大きく変わってゆく――。
プロレタリア文学の傑作「蟹工船」を大胆SFリメイク。
現代社会にも通ずる闇を深く抉る究極のエンターテインメント、開幕!
2021年10月刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
21
「いいか諸君、この国は資本主義国家。金が全てだ。蟹工船の目指す利益率は90%以上。当然削るのはお前らの命。蟹缶五個、それがこの船でのお前らの命の価値だ」。地球から海が蒸発して数千年、巨大化した水棲生物が「空流」と呼ばれる波に乗り空を飛び襲い来る世界。数多ある蟹工船に放り込まれ、底辺からの脱却を夢見る流伽と柊の運命は、暴虐を繰り返す監督・九条に反抗した事から大きく動き出す。プロレタリアートの名著の遠未来ブラック企業SF解釈、と言う新約過ぎる内容。ええっと、基本ギャグ漫画なんだよねコレ?(以下コメ欄に余談)。2021/11/02
きのと
3
導入は結構よかったんだけどなぁ。展開はどの程度忠実なんだろう?2022/03/01
kujira
0
元ネタは荒いあらすじぐらいしか知らないけれど、いやこんなリメイクをされるとは小林多喜二もびっくりでしょうよ。とんでもなくバイオレンスな話になっていきそうだな……2025/03/24
るぅ
0
マンガpark。巨大な蟹やシャコと戦う工員たち。各海洋生物にリアルな解説がついてるだけに、それと命懸けで本気で戦う工員達をどんなテンションで読んだらいいのかわからんwドラクロアの『民衆を率いる自由の女神』のパク…いや、オマージュまで出てきた 笑2023/07/04