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出版社内容情報
いま最も話題の衝撃家族コミック、最新刊…! ネットを騒然とさせたあの第15話を収録で、このマンガの真の姿が明らかになる。家族の前で土下座をしたのは…? 第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞ノミネート作、見逃し厳禁の第3巻。
2017年6月刊。
大月悠祐子［オオツキユウコ］
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi-papa
30
「衝撃の第１５話」はまさに衝撃でした。読み始めたときに、素晴らしい人間として描かれていた母が実はそうではなく、第一巻で描かれた「家族の喪失と再生」自体がそうではなかったというオチ。最近はやりの「イヤミス」の感じすら漂う本作、読んでいて背筋が凍りました。沼田まほかるか、大月悠祐子（本作の作者）か、といった感じすらします。いよいよ作者の書きたいことが描かれだした感じです。こうなったらとことん付き合いますよ。2017/10/24
のりすけ
18
全ての「汚いもの」「受け入れがたいもの」「毒」を作者が一人で背負い、苦悩していたことに泣けてくる。反旗を翻した娘。翻された母。波風を受けなかった弟。この不公平感…この絶望感。親に楯突く…それだけのことが出来ない娘。なんと業の深い親子関係なのでしょう。この先どういう方向に進んでいくのか、見届けたいと思います。2017/11/03
まんがジジィ
16
ジャンプの連載を読んでたオヤジにはちょと辛いでしょうか。最後は連載の内容は主人公の話しから遠かったと思い出しますね。「娘さんや息子さんの頑張ったことが救いです」(。>д<)2020/01/14
こばまゆ
14
話題になっていたので読んでみた。１巻読後、だめだこりゃ気持ち悪い外れだな。２巻読後。あれっ？面白くなってきた。やっとリアリティ出てきた！弟が家庭を持った時のページが怖くてしばらく開けれなかった。３巻読後！うわ！これ面白いわ！良かった！１巻で諦めなくて。いや～頑張って書いてほしい！書きたい事を絶対描いてほしい！母親の共依存イネブラー度がホラー。３巻目からがほんとに面白くなるような気がする。１巻目は気持ち悪さを我慢して読んで、その後面白くなるよ！しかし家族がこれを出すのを許したのはすごい 2017/08/11
Bo-he-mian
13
巻を重ねるごとに「ちゃぶ台返しをしてゆく」ファミリー壮絶物語メタ・コミック『ど根性ガエルの娘』。この第3巻では、第1巻ではまるで聖母のように描かれていた母の壊れっぷりが、前巻以上に描かれる。もちろん、現在の「関係回復」された“現在はマトモな”母と娘の会話とカットバックして「なんとか笑いを交えつつ」の描写なので、前巻ほど重くは感じないが、本書の見どころは「楽屋裏暴き」という新たなフェーズに入る点である。なぜ第1巻は、あんなに読み易い美談のような構成になっていたのか？（つづく）2020/01/05
