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出版社内容情報
家族が崩壊して壮絶な幼少期を過ごし、娘(大月悠祐子)は高校生の頃、包丁を握った。「これで父と母を――」。そして今度は不眠、拒食、過食、引きこもり……。衝撃の家族エピソードを実娘が描く、家族再生の第2巻。
2017年2月刊。
大月悠祐子[オオツキユウコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ichi-papa
30
1巻に続いて、この巻もなかなか厳しい内容。ほんと、家族としては崩壊しているのに、娘さんも息子さんも、よくこんなふうに育ったなあと、ある意味感嘆。第3巻はさらに厳しい内容らしいので、読むのが怖いくらいです。でも読みますけど。2017/10/23
まりもん
15
良い顔だけ最初原読んだから母親が限界超えて娘に毒を吐いていたことが辛かった。2020/02/24
Bo-he-mian
14
『ど根性ガエル』の作者・吉沢やすみはかつて、吾妻ひでおのように家族を捨て失踪生活を送っていた・・・第1巻は、その家族の「苦しみの日々と再生」を娘が自らが描いた、むしろ感動のストーリーのような印象を受けたが、この第2巻で、前巻が被っていた美しい仮面が容赦なく引きはがされ、壮絶で赤裸々な素顔が暴き立てられてゆく…。第1巻で、優しく美人で、尋常でない包容力があり、ダメすぎる夫をそれでも愛してやまない母は「壊れていた」ことが明かされる。夫に向ける事ができない怒りは、全て娘に向けられていたのだった…。2020/01/05
ジロリン
13
娘の財布に手をつけるギャンブル依存症の父。そして母親からは「あなたがそうやってお父さんを責めるから家族が崩壊するのよ!」…なんとも壮絶です。高校生の頃、作者は「あんな両親、刺し殺してやる!」と包丁を手にするが、思いとどまる。その理由が「そんな事のせいで私の人生を壊すわけにはいかない」…いやはや言葉もありません。時折挿入される"穏やかな今"の様子に救われる。そして、引き篭り・拒食症・過食症になりながらもマンガ家を志す作者。凄まじい「まんが道」です。"衝撃の15話"を早く読んでみたい。2017/02/23
fumikaze
11
第1巻は概略で、2巻からお話のスタートかと思いきや、出版が打ち切りになっていたらしい。この巻では、吉沢やすみが借金を重ねていき、娘の財布からお金を抜き出し、ギャンブルにはまっていく様子が描かれている。そして娘(著者)と妻は振り回されてぼろぼろに。一見冷たく見える息子がしっかりしていて救われるが……私も、どちらかというと振り回されてぼろぼろになるタイプなので、読むのが痛い。2018/07/25