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出版社内容情報
「勝つ理由が無い」といいながら、負けると苦しいのは何故だ。将棋に対して中途半端な自分に悩む零。そんな零の前に、義姉・香子が現れる…。少しずつ、零の過去が明かされる第2巻。 2008年11月刊。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
494
2巻に入ってから物語が走りだして面白い。一冊のコミックとは思えない内容の濃さ。なので続きは今後読んでいくつもりではあるが、今現在私のメンタル的にやたら重く受けとってしまう内容なので一旦置くべきかなと。2014/12/24
mitei
440
今回から将棋について書いた解説が増えたような。勝ち負けが人生を左右すると言うのは厳しい世界だなと思った。その中でも二階堂のキャラが好きだなぁ。2017/06/05
抹茶モナカ
316
義姉との会話で揺れる桐山零君。勝負の世界で生きる苦悩が描かれる。二階堂君の将棋入門の絵本が良かった。ほのぼのとした知人との交流と、ひりつく程の孤独。何処か、切ない漫画。2014/03/13
zero1
241
なぜ戦う?高校編入について【逃げなかった】記憶が欲しかったと野球の高橋君に語る零。カレー美味しそう。TV対局では二海堂の解説が熱い。【どこかに行ってしまいたかった】零にも存在理由が。イモ掘りが楽しいのは幸福な証拠。順位戦では引退が近いベテランと対局。家事くらい手伝おうよ!頂点を目指す棋士がいれば、将棋の世界に縋りつく者も。最後のクリスマスを前に勝負を投げる棋士に零は【勉強しろ!】と青く叫ぶ。人が指すから将棋は面白い。ソフトは棋士より強いが人間ドラマがない。毒のある香子も再登場。この先、どうなる?2020/05/13
エンブレムT
178
・・・「誰を不幸にしても どんな世界が待っていても」・・・・うわあぁぁぁ・・・この強さ、この激しさがあってこその物語なんだね!ラスト8ページの、零が初めて見せた内面。この感情の吐露シーンは圧巻でした!!・・・零の背景や二海堂くんのアツさや川本3姉妹の温かさに、人間ドラマとして心惹かれてはいたのですが、勝負の世界に生きる棋士の物語としては、どこか物足りなさを感じていたのです。その欠けていた部分にカチリと音を立てておさまったような見事な展開。・・・ゾクゾクしました。2011/12/05