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出版社内容情報
「ユキ…踊るん好き?」厳格な家庭に育ったユキは、18を迎えた誕生日に家を飛び出した。東京で暮らすセンパイを頼り、辿り着いた先でユキが目にしたのは…。『描かないマンガ家』の作者が描く次なるテーマは、「ストリップ」!!
2016年6月刊。
えりちん[エリチン]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
12
ユキはバレーが大好きな17歳の女の子。 でも母が死んだ後は、ユキがバレーを続けることを許すものがいなくなってしまった。それに耐えられずユキは家出し東京の男の先輩の家を訪ねる。 しかし先輩は女と同棲状態で、そこに住む訳にはいかなった。 ユキはいつか池袋の街をさまよっていた。朦朧としていたユキはそこである女と正面衝突してしまう。 女はスタイル抜群の美人でカッコいい。女は汚れた服の染み抜きさせる名目でユキを自分の部屋に連れて行く。ユキが家出少女だということを身なりから気付いていたのだ。2022/03/17
Bo-he-mian
8
ストリップ小屋を舞台にした青春ものって、今では相当レアだと思う(笑)。母を亡くし、実家の呉服店でカタブツの祖母に抑圧される18歳の少女・ユキは家出し、東京に出るが・・・未成年に居場所があるほど今の社会は甘くない。路頭に迷いそうになったユキに手を差し伸べてくれたのは、ベテランのストリッパーだった。/こういうジャンルって、'70年代の東映やロマンポルノに多かったのだが、意外と傑作・名作が多いのは、人間臭さをもった人々の群像劇になるからで、本作も時代は21世紀の今だけど、やっぱり昭和の匂いがする(笑)。 2018/04/25
wasabi
1
大傑作『描かないマンガ家』のえりちん新作。ボランティアでリボン役やる観客のおっちゃんや上演後のポラロイドタイムも描かれたりと、ストリップ小屋の中身についてはきちんと取材したんだなって印象。浜劇(調べたら今では横浜ロック座に名称変わってるのね)に行きたくなるのお。2016/11/17
シーナ@食べ物漫画好き
1
1冊目 呉服屋生まれでバレエ経験者のユキがなんだかんだ有って池袋で踊り子を目指す話。今や職業漫画が花盛りですがストリップ小屋をテーマにした漫画は無かったのでは。2016/10/12
kenitirokikuti
1
先日、新宿TSミュージックというストリップ劇場でキンプリのあれがナニで喝采というまとめを読んだのだけど、その記憶があるうちにこれを本屋の店頭で見た。ストリップを題材にして、こんなにすっきりカラッとした漫画は初めて読んだかも。主人公の家出娘ちゃん、うちの事情でバレエを辞めざるをえなくで、でも未練があって…というところでストリップ劇場に転がり込んでびびっときちゃったという筋か面白い。2016/07/11