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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
65
目が見えず、耳も聞こえず、何の躾もされていない野生動物そのもののような少女時代のヘレン・ケラー役を射止めるため、天才女優の資質を持った少女たちの戦いがいよいよスタート。どうリアルな役柄を自分に纏うか、掴んでいく過程がそれぞれにぞっとするほどストイックで壮絶。マヤも亜弓もおそろしい子!! そしてそんなひたむきなマヤの前で、やっと自覚を持って恋に苦しみ始める、紫のバラの人。年の差ばかり気にする真澄様。フフフフフ。フフフフフ♡苦悩する姿が素敵で、私は俄然真澄派に。桜小路くんさようなら。フフフフフ♡2016/05/17
masa@レビューお休み中
54
女優・北島マヤに大きな転機がやってくる。それは、マヤにとっては青天の霹靂のような事態であった。なんと、月影先生に破門を言い渡されてしまうのだ。そして、破門を解くためには、速水が手がける『奇跡の人』の舞台でヘレンケラーの役を勝ち取る必要があるというのだ。指導をしてくれた月影先生は側にいない。マヤは役作りのために、ひとりで別荘に引きこもる。その頃、同じオーディションを受ける亜弓は障害者の施設で、ボランティアをしていた。マヤ、亜弓を含めた5人の女優たちは、それぞれのヘレンを演じるための稽古をしていくのだが…。2013/12/11
kagetrasama-aoi(葵・橘)
34
「ガラスの仮面」第十巻。いよいよ前巻から始まった「奇跡の人編」。このヘレン・ケラーを主人公にした舞台って一度観たいと当時から思っていたんですが。なかなかその機会に恵まれず、残念です。映画は観ましたし、自伝も読みました。「ガラかめ」のおかげで人生が豊かになったと感じます。当時上京したばかりの女子大生だった私には、 “舞台演劇” が眩しく感じられました。オーディションの段階から盛上る❗️盛上る‼️ワクワクドキドキです😃💕2024/09/28
南北
33
「奇跡の人」のヘレン・ケラー役のオーディション前からの特訓も含めて描き出していく。北島マヤは紫のバラの人が用意してくれた別荘で目隠ししたまま過ごし、姫川亜弓は目や耳の不自由な子の施設にホランティアとして過ごす。オーディションではヘレン役として遊んだり、食事したりする演技を要求されるが、鬼気迫る様子に圧倒される。「恐ろしい子」と言えばマヤだと思っていたが、姫川亜弓が「恐ろしいひと」と評されていた点や目隠ししたマヤと紫のバラの人(速見)が出会う場面で速見が動揺するシーンは楽しめた。2025/06/19
しゅわ
32
レビュー寄付をきっかけに、一念発起!少女漫画のいわずとしれた名作!を再読中。ヘレンケラーのオーディションに向け役作りに励む亜弓さん、そしてマヤ…。稽古場所が無いマヤのため…と、紫のバラの人が用意してくれた別荘にアッサリ行っちゃうけど…危機意識なさ過ぎ!? 粘土、そして手文字の解読…とファンの間でもツッコミ放題!と話題の別荘は、もうギャグ漫画にしかみえません(涙) いくら「好きに使って下さい」と言われたにしても、別荘破壊はやりすぎです…さすが「恐ろしい子」2014/06/05