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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
63
劇団つきかげが劇団一角獣を加え賑やかな再出発! 復活公演の演劇は「石の微笑」。マヤの役どころは舞台の真ん中でただじっと座っているだけの、セリフも動きも表情もない人形。感情を排除し、動かずに舞台の真ん中で劇団のみんなの演劇を感じることから、みんなと呼吸を合わせて芝居を作り上げていくこと、演劇は自分ひとりのものでも、自分がうまく演技することだけでもないということに気付くマヤ。月影先生と尾崎一連、速水パパとの関係も気になりつつ、旗揚げ公演の大盛況の先が楽しみ!!2016/05/16
masa@レビューお休み中
58
嵐が丘の舞台が幕を開ける。主役は、大人時代のヒースクリフとキャサリン。でも、日が経ち、回を重ねるごとに、マヤが演じる子供時代のふたりが際立ってしまう。ふたりが目立てば目立つほど、大人時代との違和感が大きくなってしまう。それは、舞台に魅了される観客も気づいてしまうほどであった。そして、久しぶりの劇団つきかげの公演で、マヤは人形の役を演じることになる。舞台に常にある人形は、話すことはもちろん、体を動かすことも、まばたきをすることもできない。ようやくここにきてマヤは、何かがおかしいことに気づくのだった…。2013/11/16
kagetrasama-aoi(葵・橘)
40
「ガラスの仮面」第八巻。「嵐が丘」の舞台で共演した真島良くんに桜小路優くんがヤキモチ妬くエピソードもお気に入りの一つです。いかにも高校生の恋愛って感じで。月影先生、とうとう倒れちゃったけど、大丈夫?そして「石の微笑」これもまた面白いんですよね。マヤが役をつかんでいく過程がほんとドキドキワクワクです。2024/09/28
しゅわ
29
レビュー寄付をきっかけに、一念発起!少女漫画のいわずとしれた名作!を再読中。「嵐が丘」のキャサリン役を熱演するマヤ。ヒースクリフとの真に迫る演技に席を立つ桜小路くん…そんな彼に「好きなら最後までみてやれ」と諭す真澄様。この頃の真澄様は大人な余裕があったよなぁ~と涙目。ひさびさに仲間と舞台をやることになったマヤの役は“人形” この役作りの修行がもうツッコミどころ満載過ぎです。そして始まった『石の微笑』の舞台。この話、ラストはどうなるんだろう?私の中でいまだに「ガラスの仮面の気になる舞台ナンバーワン」です2014/06/05
南北
27
マヤは『嵐が丘』のキャサリン役を通じて演技の上で「仮面」をつけるという意味がつかめたようだ。さらに『石の微笑』では人形役をするために竹製のギブスをつけるのだが、このあたりは70年代当時の時代を感じさせる展開になっている。月影先生が手術を受けたり、桜小路くんとすれちがったりしながら「自分を殺す」演技を模索していく。2025/06/01