出版社内容情報
人生で間に合ったことと、
間に合わなかったこと、どちらが多いだろう。
「いつか」がいつ来てもよいように、「今」を生きよう。
大切な人との別れと自分自身の心の解放を描いた
本屋大賞受賞作家の感動作!
寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。大切な人を亡くし後悔や痛みを抱えながらも、限りある人生、後悔せずに生き切りたいと願う人たちに寄り添う希望の物語。
【目次】
内容説明
限りある人生、後悔せずに生き切りたい。一日一組だけ家族葬を行う葬儀社「芥子実庵」。志高く働きながらも、仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く30代の葬祭ディレクター・佐久間真奈。突然の訃報で芥子実庵を訪れる人々。大事な人を亡くし後悔や悲しみを抱えながらも、「いつか」がいつ来てもよいように、「今」を自分らしく生きようとする人々の葛藤と決意を力強く描き出した本屋大賞作家の感動作。
著者等紹介
町田そのこ[マチダソノコ]
1980年福岡県生まれ。2016年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。翌年、同作を収録した作品集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。21年『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞。25年『ドヴォルザークに染まるころ』で吉川英治文学新人賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユメ
23
【PR】家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台にした連作短編集。作中、弟が急逝した登場人物による「ぼくたちはあまりにも、明日に任せすぎている」という印象深い台詞が出てくる。この言葉が本当に心に刺さった。いつか別れが訪れることは誰にも避けられないけれど、人間は故人との記憶を受け継いでゆくことができる生き物だ。遺される側、遺してゆく側、どちらになったとしても、繋がれてゆく記憶が少しでも美しいものとなるよう、明日ではなく、今日この瞬間をよりよく生きようと努めたい。そんな大切なことを教えてくれた物語だった。2026/09/02
よっち
22
地方都市の寂れた町の家族葬専門葬儀社を舞台に、それぞれの視点や事情から死を見つめることで、自分らしく生きる葛藤と決意を力強く描き出す連作短編集。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中で、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、苦い過去の記憶を呼び起こす男に再会した葬儀社の新人社員、夫との関係に悩む中、元恋人の訃報を受け取った主婦。自分にとって大切なものを理解できない相手と簡単ではない部分もあって、様々な想いを受け止めて答えを出した彼女たちを応援したくなりました。2026/09/02
マル
4
一日一組だけ家族葬を行う葬儀社が舞台の連作短編集。 それぞれの作品から、生きていくことの大変さや、死というものの哀しみが伝わってきました。どの主人公の人生もとても印象に残り、もっとじっくりその人の人生を読んでみたくなりました。2026/09/10
りこぴん
3
葬儀屋をポジティブに捉えて物語化するのって流行ってるの?そりゃインドではカーストで葬儀にまつわる職業も決まってたりするわけだし、日本国内でも差別偏見が残るから個人にスポットライトを当てるというのはいいことだと思うが…なんかちょっと葬儀業界の闇が隠れてる気がしなくもないんですけど。2026/08/11
ねこ
2
何度もぼろぼろ泣いた。わたしも、どうしたら、家族をだいじにできるかなあ…2026/09/07
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