さよなら、探偵

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さよなら、探偵

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  • サイズ 46判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591190357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

高校生の倉持椿と親友の橘詩乃は推理小説同好会に入っている。ある出来事をきっかけに休学した詩乃を救うため、椿は密かに復讐を企んでいた。そんな中、長期入院中の同級生・嗣永千早と出会い、二人はお互いが抱える謎を解くために、心の距離を縮めていく。病室から動けないにもかかわらず、鋭い推理で難事件に挑む彼に次第に惹かれていく椿だったが、千早にはあまりにも悲しい秘密があって――。綾崎隼が描く余命×本格ミステリ!

装画:orie

■著者プロフィール
綾崎 隼(あやさき・しゅん)
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『ぼくらに嘘がひとつだけ』(文藝春秋)、『この銀盤を君と跳ぶ』(KADOKAWA)、『雨のやまない世界で君は』(朝日新聞出版)、『愚者たちの箱舟』(東京創元社)、『死にたがりの君に贈る物語』(ポプラ社)など著作多数。


【目次】

内容説明

高校生の倉持椿と親友の橘詩乃は推理小説同好会に入っている。ある出来事をきっかけに休学した詩乃を救うため、椿は密かに復讐を企んでいた。そんな中、長期入院中の同級生・嗣永千早と出会い、二人はお互いが抱える謎を解くために、心の距離を縮めていく。病室から動けないにもかかわらず、鋭い推理で難事件に挑む彼に次第に惹かれていく椿だったが、千早にはあまりにも悲しい秘密があって…?「愚者たちの箱舟」「冷たい恋と雪の密室」「それを世界と言うんだね」恋愛小説の名手が新時代の本格ミステリに挑む!完璧なロジックが暴く、あまりにも切ないラブストーリー。

著者等紹介

綾崎隼[アヤサキシュン]
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

47
推理同好会に所属する椿。 親友の詩乃が休学する事態に遭遇し、その過程で長期入院している同級生の嗣永千早と出会う。 千早は病院内で看護師から推理を頼まれるなど、聡明な知識を持つが、自身の余命が僅かも知っている。 安楽椅子探偵ものだが、学校の授業でゲームをという「地雷グリコ」のような展開が楽しい。 それと同時に椿が会う前から千早を嫌悪している理由。 それを当てるという推理が、椿の計画を止める役目も果たしているのがせつない。 ラストの別れも分かっているが心苦しいものがある。2026/10/01

シャコタンブルー

47
タイトルが「名探偵にさよならを」に類似し、どちらも切なく哀しいストーリーなので混同しそう(笑) でも本書の読後感は涼風のような爽やかさもあった。難事件を病院のベッドに居ながら、いとも簡単に解決する天才男子高校生と本心を隠している秀才女子高生。この二人の過去にどんな経緯があったのか最後まで興味が尽きない。だが中盤の「席替えトランプゲーム」は余りに冗長で蛇足のようにも感じた。それまでの伏線が最後に明らかになる展開は鮮やかで面白かった。 2026/09/07

和尚

34
いやー良かった!青春ものとして、ミステリとして、とても面白かったですね! メインとなる千早と椿のキャラクターもとても良かったですし、同じ時間を過ごすうちに変わっていく二人の関係性に、その上でお互いを思いやる行動、特に終盤の千早の行動と結末には心動かされました。お勧めです。2026/08/13

いなばさくら

26
長編学園ミステリ、とは言ってもかなり本格寄り。ただ第3章のゲーム性の高いストーリーもあって、かなり好きな作品でした。ここ数年に読んだこのジャンルでは間違いなく片手に入る出来。物語の根幹となる主人公の思いも、悲運の名探偵が仕込んだ会心の一撃で読後感もすっきり!結末までの謎解きには少し無理もあるなあと感じたのですが、第3章とエンディングにすっかり心を奪われました。あまり本格ミステリの印象が無かった作家さんですが、いい意味で裏切られました。次作もこの路線で行って欲しいな。2026/09/01

よっち

25
親友・詩乃と推理小説同好会に所属する女子高生の倉持椿は、ある日担任から長期入院中の同級生・嗣永千早に試験範囲の変更を伝えに行くよう頼まれる青春ミステリ。椿は内心千早を嫌っていたものの安楽椅子探偵の彼にはあっさり見抜かれて、互いの秘密を解くことを交換条件に心の距離を縮めていく2人。直接顔を合わせてみれば馬が合って、2人の周りで次々と起こる事件をわずかな違和感から真実にたどり着く千早の推理は鮮やかで、限られた時間の中で千早が解き明かそうとする最大の謎、最後に残される贈り物は温かくも切なくて印象的な物語でした。2026/08/27

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