出版社内容情報
目が
背筋(せすじ)
『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA)で2023年にデビュー。同作が『このホラーがすごい! 2024年版』(宝島社)国内編第1位を獲得。近著に『穢れた聖地巡礼について』 (KADOKAWA)、『口に関するアンケート』(ポプラ社)など。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
72
『口に関する~』と同じ版型で、今回のテーマは目。続編というわけではないものの、読者がいることを想定して書かれているのが前作との共通点。「小っさ!」という見た目のインパクトが薄れたぶん、前作ほどの衝撃はないけれど、話としてはこちらのほうが気持ち悪いし(いい意味で)、映像化したら面白そう。だからこそ普通にそれなりの長さで読みたい気もする。あと商業的な部分にあまりとやかく言いたくないけれど、前作より100円高くなったのは、材料費高騰の影響なのか、公開中の映画との相乗効果を期待しての強気の価格設定なのか。2026/06/29
yukaring
69
小さいながら得体の知れなさと不条理な恐怖がつきまとう背筋さんの新作。段々増える「あの模様」が気持ち悪くてゾクゾクする。私はとにかく怖がりなので冒頭の霊感テストは絶対やらないと決め読み進める。人が感じるのは見られる量なのか圧なのか?視線量や注視度のお話が面白い『視線』四六時中見られる恐怖と精神の崩壊を描く『神様』そしてポイント制の意味が怖い『功徳』最後の『天国』へと理不尽さがエスカレート。しかし抗うことを止めるとあなたももうすぐあちら側。表紙も不気味だが裏表紙もさり気なく悍ましくて、根源的な恐怖を煽る1冊。2026/07/03
sin
53
『目が』👁️🗨️視線を感じるだろうか?客観的立場から文章はやがて内面に擦り寄って主観を侵食する。そうした仕掛けがここにひとつの怪談を創出する。と云った趣向であろうか?これはこの小説そのものが『リング』と云う小説の中のビデオ映像のようなモノを想定した造りなのだろうか?読んだらやがて貴方も視線を感じることになるのかも知れない。いや、このままでは不完全な気がする。この1冊を取り込んだ物語が必要だ!この薄っぺらい1冊の、なんだか消化不良な内容に思わずひとりで盛り上がってしまった。2026/07/02
かみぶくろ
41
3.4/5.0 相変わらず気が利いているというか凝っているというか。短いながらもストーリーもテーマも反転もありたしかに面白いのだけど、でもさすがに短すぎて満足度は高くはない。こんな短編を装丁の力で書籍化してくる出版社の商魂がすごい。2026/06/28
キナコ
40
やっと購入できた!作者買い。前作の口に関するアンケートも良かったが、今作も良かった。視線に関する考察やポイントという設定。短いながらもストーリー性やホラー要素があった。Iもポイント貯めるのかぁ…後半にかけてのネタバレを知ると、つい最初のページに戻ってしまった。2026/07/06




