出版社内容情報
刈っても抜いても生えてくる雑草。そのしぶとさの秘密は「徹底的な合理性」にあった。なぜ雑草は、バラバラな性質のタネを残すのか。どのようにして、芽を出すタイミングを見極めるのか。変化の激しい環境を生きるために雑草が身に着けた、合理的な生き方とは。今を生きる雑草たちに向けた、予測不能な自然界をたくましく生きるためのヒントに満ちた一冊。
●どんな状況にも対応するために、バラバラな性質の種子を持っておく
●ストレスの多い環境では、目立たないように根っこを伸ばす
●周囲のライバルが減るまでは、あえて芽を出さないようにする。
【内容】
第一章 雑草は「変えられないもの」を見極める
・植物は動けない/人間はやっかいな生き物/人が過去を引きずる理由
第二章 雑草は「置かれた場所」で芽を出さない
・なぜ大木は、水辺には生えないのか/雑草は「踏まれること」も利用する
第三章 雑草は、踏まれても立ち上がらない
・踏まれたら立ち上がらない/「理想的な雑草」の条件とは
第四章 雑草は、頑張らないから生き残る
・なぜ森の中に雑草は生えないのか/「ムダな努力」に意味がある
第五章 雑草は上手くいかないときに根っこを伸ばす
・根っこはいつ伸びる?/アスファルトを突き破るヒミツ/なぜ雑草は、何度でも生えてくるのか
第六章 雑草は、目立たず花を咲かせたい
・雑草は何のために生きているのか/「ふつう」なんてない
第七章 雑草は「地上」と「地下」を使い分ける
・生き物はすべて利己的である/みんな仲良くは誰のため?
第八章 雑草の「らしさ」は誰が作るのか
・自分探しはどこでする?/「野菜らしさ」って何?
第九章 雑草は「変化」を巧みに利用する
・もっとも変化を嫌うのは「成功者」/雑草の時代がやってきた
稲垣栄洋(いながき・ひでひろ):農学博士、植物学者。1968年静岡県生まれ。静岡大学大学院教授。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て現職。『弱者の戦略』(新潮選書)、『植物はなぜ動かないのか』『雑草はなぜそこに生えているのか』『はずれ者が進化をつくる』(ちくまプリマー新書)、『生き物の死にざま』(草思社)、『世界史を大きく動かした植物』(PHP研究所)、『生き物が老いるということ』(中公新書ラクレ)など著書多数。
【目次】
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数学者のための量子論(テキスト)
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