出版社内容情報
「お前が謎を解くと、決まって俺は相手と引き裂かれる。
お前は俺にとって、失恋の悪魔─いや、失恋名探偵だ!」
名探偵にあこがれる女子高校生・瀧花林。
彼女の幼馴染である幣原隆一郎には、ある「特異体質」がある。それは、隆一郎が好きになった女性は、必ず何らかの犯罪に関与していることである。
悪女にどうしようなく惹かれる隆一郎(花林いわく、「女の趣味が悪い」)の
特殊体質をヒントに、花林は数々の事件の謎を解き明かす。
そして、恋は衝撃の結末を迎える――!?
本格ミステリ界の若き俊英・阿津川辰海が贈る、どんでん返しのラブコメ×本格ミステリ!
【目次】
内容説明
「お前が謎を解くと、決まって俺は相手と引き裂かれる。お前は俺にとって、失恋の悪魔―いや、失恋名探偵だ!」名探偵にあこがれる女子高校生・瀧花林。彼女の幼馴染である幣原隆一郎には、ある「特異体質」がある。それは、隆一郎が好きになった女性は、必ず何らかの犯罪に関与していることである。悪女にどうしようもなく惹かれる隆一郎(花林いわく、「女の趣味が悪い」)の特異体質を利用して、花林は数々の事件の謎を解き明かす。そして、隆一郎の恋は衝撃の結末を迎える―!?若き俊英・阿津川辰海が贈る、ラブコメ×本格ミステリ連作短編集!
著者等紹介
阿津川辰海[アツカワタツミ]
1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、『名探偵は嘘をつかない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
157
ミステリ作家はシリアス系に傾斜する人とライト系専門に分かれる。どちらかというと作者は前者に属するが、重いタッチのドラマに軽いキャラが登場するのも珍しくない。今作は明るさがコンセプトの雑誌に連載されたためか、思い切ってライト系の作風で統一している。好きになった女性が必ず犯罪に走る特異体質の少年などギャグでしかないからこそ、名探偵志望の幼馴染女子が犯人捜しレーダーに利用するポリコレ的に「?」な設定もスルーされるのだ。それでも謎解きはよく練られており、細かく考えずユーモアミステリを楽しみたい読者には面白い1冊。2026/02/20
星群
88
阿津川さん、今月2冊目の新刊です!悪女レーダー、笑。好きになった人が犯罪に関わるといった特異体質を持つ彼。犯人じゃなくて彼の好きな人を探してるのは、なんか新鮮でした。しかし、彼らは名探偵コナン君ばりに行くとこ行くとこ事件に遭遇してますな。千棘って、すごい名前。恋愛脳な彼ですが、ホントに大切に大事にしたい存在はすぐそばにいるみたいですね。いつ気づくかな?2026/03/26
シャコタンブルー
56
惚れた相手が必ず犯人だ!最初の設定からぶっ飛んでいる(笑) 深刻にならずサクサクと軽く読めるので毎日花粉に悩まされる人におすすめの本かも(笑) 6話の連作短編だが高校生の幼馴染の関係が徐々に発展していく展開もこれぞ青春という物語。死人が多数出てくる非現実的なミステリだが、それでも桜のように鮮やかに儚く、そして涼やかで清々しい。しつこいようだが花粉でボーとしている人に最適かも。2026/03/22
ごみごみ
54
幼馴染の特殊能力(特異体質?)を利用し、事件の犯人を予想。そこから犯罪に至る経緯やアリバイ、トリックを解き明かしていく女子高生。パターン化しやすい設定で6話も成立させているところがお見事。恋愛体質、しかも好きになった人は必ず・・という隆一郎がちょっと不憫。それにしても殺人事件が起こりすぎ!ふたりのその後が気になるラスト。2026/02/26
さっちゃん
51
名探偵に憧れる女子高校生・瀧花林。幼馴染の幣原隆一郎は、好きになった女性は必ず何らかの犯罪に関与しているという特異体質の持ち主。犯人は隆一郎の好きな人。だがそれをどう証明するのか…。/6話の連作短編集。隆一郎の想い人が犯人だと決め打ちして、刑事の兄や友人から仕入れた情報を元に犯行形態を推理する変則倒叙ミステリ。殺人事件に巻き込まれ過ぎだけど、各話毎ワンパターンにならず、設定を生かしたバリエーションがあり飽きずに楽しめる。これでは隆一郎は一生恋などできないではないだろうか。ちょっと気の毒かも…。2026/03/28




