宇宙の片すみで眠る方法

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宇宙の片すみで眠る方法

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  • サイズ 46判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591186961
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

元寝具店店員の著者が贈る、眠れない夜に寄り添う物語

この宇宙の片すみで今日もひたむきに生きているすべての人びとに、
この本を差し出したいと思った。
生きていくために、人は眠る。
よりよい眠りを得たいと願うことは、そのまま、
よりよく生きたいという私たちの、切実な願いなのだ。
――寺地はるな さん絶賛!
(「web asta*」2025年9月24日より抜粋)


大学時代から8年半付き合った婚約者・直樹を亡くした依里。
大阪出張に出かけたはずが、直樹はなぜか年上女性と東北の温泉宿に泊まり、
その帰りにバス事故に遭ったのだ。
以来眠れなくなった依里は、
親身になってくれた店長のいるデパートの寝具売り場で働くことに。
そこには、日々眠りについての悩みを抱える人たちが訪れる。
夫に言われるまま、あわない寝具を使い続けてきた老婦人。
愛着のある毛布を手放して以来、寝付けなくなった会社員。
いつも家族を優先し、自分のことは後回しの母親。
そんな折、直樹と一緒に亡くなった女性の夫・高橋が店を訪れて――。


【目次】

内容説明

大学時代から8年半付き合った婚約者・直樹を亡くした依里。大阪出張に出かけたはずが、直樹はなぜか年上女性と東北の温泉宿に泊まり、その帰りにバス事故に遭ったのだ。以来眠れなくなった依里は、親身になってくれた店長のいるデパートの寝具売り場で働くことに。そこには、日々眠りについての悩みを抱える人たちが訪れる。夫に言われるまま、あわない寝具を使い続けてきた老婦人。愛着のある毛布を手放して以来、寝付けなくなった会社員。いつも家族を優先し、自分のことは後回しの母親。そんな折、直樹と一緒に亡くなった女性の夫・〓橋が店を訪れて―。自分にあった寝具の選び方や快眠のコツも満載!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

66
かつて、同棲中の婚約者を突然の事故で亡くした依里。現在はデパートの寝具売り場で働きながら一人で暮らしている。今時こんな人まだいるの?と思うようなパワハラ&セクハラマネージャーに呆れつつ、読み進めるうちに自分も新しい寝具が欲しくなる(枕とかムートンのシーツとか)亡くなった恋人は、モラハラ的なところがあったかもしれないけど、それよりは本当に愛されていたんだなと。高橋さんとの関係は否定的な読者が多いようだが、この出会いがなければ新たな一歩は踏み出せなかったと思うので・・。二人のその後が気になる。2025/10/20

えんちゃん

56
婚約者がバスで事故死した。聞いていた出張先ではない東北旅行の帰り。自分の知らない女性と一緒に・・・。上手く眠れなくなった主人公が寝具店で働きながら、ゆっくりと生き方を見つめ直してゆく、喪失と再生の物語。ちょっと結末は好みじゃなかったかな。畑野さんはデビュー作から全部読んでいる大好きな作家さんです。畑野さんらしさを残しつつも、時代に合った女性像を描いていて、本当に上手いなぁと思います。参考書かと思うほど寝具の知識もたくさん載っていて、自分の枕を疑わずにはいられません。確実に新しい枕が欲しくなりますよ。2025/11/03

シャコタンブルー

45
作者が元寝具店店員だったのは知らなかった。枕やマットレスが体に及ぼす影響を存分に学び、まるで寝具のハウツー本のようでもあった(笑) アイダーダッグの羽毛布団330万円も驚きだ。それにしてもバス事故での被害者同士の交流はどことなく違和感が・・男と女の恋愛感情は摩訶不思議なものではあるが互いにタブーを感じるような関係で何度も会うのが正直理解できなかった。「誰といても、保てるだけの自分というものがわたしにはない」自己肯定感があまりに低い気がする。依里の思慮深く謙虚な姿勢はとても魅力的に思えた。2025/11/15

kei302

39
とてもよかった。残された人がどう生きるか。畑野さんの淡々とした文体とストーリーがぴったり合っているし、高橋さんとの関係性がとても丁寧に描かれていて、結論的は出ないままに終わっているのが作品のよさにつながっている。作品紹介を読むと主人公の置かれた状況があまりにも辛そうで読むのをためらったけど、読んでよかった。私も依里さんにマットを選んでほしい。寝具売り場で人生相談してしまうの、わかる気がする。2025/10/23

pen 

35
8年以上交際していた婚約者をバス事故で亡くした。それは出張と告げられた場所ではなく年上女性のとの温泉旅行の帰り道の事だった。以降眠れなくなった依里は睡眠解消の為に訪れた百貨店の寝具売り場の店長に胸の内を明かしたところからそこでパートをする運びに。そんなある日、婚約者の相手女性の夫が店を訪ねに来る。あらすじだけだとどんな修羅場だよと思ってしまうが、畑野さんの淡々とした文章があたかも淡々と日常を生きている錯覚を起こす。痛みの棘は今も変わらないのに。そんな依里の再生の物語。頑張れ依里。2025/10/24

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