ノベルズ・エクスプレス<br> 読書感想文が終わらない!

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ノベルズ・エクスプレス
読書感想文が終わらない!

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  • サイズ 46判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591186145
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

夏休み、小学校の図書室で出会ったのは……感想文の救世主!? 
「書く」ことで、自分のほんとうの気もちも見つけていく。
読書感想文からはじまる6人の特別な夏の物語。

【あらすじ】
小学校の図書室に、読書感想文を助けてくれる、変な中学生がいるらしい。
その名は、フミちゃん。
フミちゃんに導かれるように、感想文を書きはじめる5人の少年少女たち。
ただ感想文を書いただけだけど、それぞれが抱えていた不安やさみしさ、モヤモヤがちょっとだけ軽くなって……。

青春小説の名手・額賀澪が子どもたちへ贈る。
読んだら感想文を書くコツがわかる。そして気もちもすっきり!
きっと感想文がちょっと好きになれるはず。
読書の持つ可能性と、書く楽しみ、書いて思いをはきだす清々しさに満ちた作品です。

巻末にて、「フミちゃんの特別教室」として読書感想文の書き方メモつき。
「どの本で書けばいい?」
「主人公を好きにならないといけない?」
「自分の気もちを書かないとダメ?」
「大人が好むように書けばいいんでしょ…」
「そもそも書きたくな~い!」
こんな思いを持つお子さん、保護者の方、み~んなフミちゃんにおまかせ! 
「読書感想文」へのイメージが変わる一冊です。

内容説明

小学校の図書室に、読書感想文を助けてくれる変な中学生がいるらしい。その名は、フミちゃん。フミちゃんにみちびかれるように、感想文を書きはじめる五人の少年少女たち。ただ感想文を書いただけだけど、不安やさみしさ、モヤモヤがちょっとだけ軽くなっていく…。そんな感想文、あなたも書いてみない?

著者等紹介

額賀澪[ヌカガミオ]
1990年(平成2年)生まれ。茨城県行方市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。2015年に『屋上のウインドノーツ』(「ウインドノーツ」を改題、文藝春秋)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。2016年、『タスキメシ』(小学館)が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に。2023年7月に「転職の魔王様」シリーズ(PHP研究所)がフジテレビ系列「月10」枠でテレビドラマ化

satsuki[サツキ]
石川県出身のイラストレーター。「理想の生活」をテーマにイラストを描いています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

115
児童書。YA。読書感想文の書き方を教えてくれる、だけじゃない▽夏休みの小学校図書室は校長先生が毎日鍵を開けてくれている。夏休みの宿題に困った児童が図書室に行くと、卒業生で中学2年生の「フミちゃん」が読書感想文の書き方を教えてくれる▽①水泳少年クジラの写真集②推し活がはまらない女子③親が本を買ってくれるけど読書は苦手男子④勉強好き少年は効率厨⑤両親が亡くなった少女は本心を言いたくない⑥フミちゃんの事情▽出てくる本が架空本なのか実在本なのか記載して欲しかった。豚が豚肉料理をつくる本て何や。良本。2025.6刊2025/07/20

Karl Heintz Schneider

67
赤い縁の眼鏡に金髪のエクステ。およそ小学校の図書室にはふさわしくない少女の名前はフミちゃん。困っていそうな小学生に声をかけて読書感想文を書く手伝いをする。ふだん本なんか読まないし文章を書くのも苦手な子も彼女から受けたアドバイスでいつの間にか書けている。本書は小学4~5年生を対象にした児童書だが、侮ることなかれ、大人にも参考になることがたくさん出てくる。「読書感想文ってさ、自分のことを書く作文なんだよ。だからむねがモヤモヤして苦しいときは、本を読んで思ったことを作文にしてみると、ちょっと楽になると思うよ。」2025/07/11

ぼっちゃん

52
読書感想文の書き方がわかる小説と言うことで読んだ。受験で読書感想文なんて非効率で大人が喜ぶ言葉でまとめておけば良いと思っている子、読書感想文は自分の気持ちを書くものだと分かっているが、他人に自分の気持ちをさらけ出したくないと思っている子など色々なパターンの子が出てくるが、どの子も最後は自分の気持ちを見事に書けている読書感想文だった。私も読書感想文は嫌いで、あらすじとここが良かったですとしか書いてなかったが、このような本を読んでいたらもう少しうまい読書感想文が書けていたかな。2025/08/23

sayuri

40
小中学生対象の作品かなと思いながら手にしたが、大人の私が読んでも十分面白かった。青葉台小学校の図書室には、読書感想文を助けてくれる謎の中学生「フミちゃん」がいる。五人の少年少女達に読書感想文の書き方を伝授するフミちゃん。これが具体的でとても参考になる。思い起こせば、私も四話に登場する少年と同じで、子供の頃は先生が何を求めているかを考えて感想を書いていた。最近は読了直後の感情剥き出しレビューになっているけれど、フミちゃんに認められたようでちょっと嬉しい。how-to本でもあるけれど、物語としても面白かった。2025/07/06

anne@灯れ松明の火

38
最近、読めていなかった額賀さん。遠い方の児童書新着棚で出会い、迷わず手に取った。本をあまり読まない子、読書感想文が嫌いな子、多いと思う。それに対して、額賀さんは感想文を書くコツを伝える本を書こうと思ったそうだ。夏休み、小学校の図書館に通う卒業生の中学生フミちゃんと出会い、コツを伝授される小学生たち。なんてラッキーなこと! 短編連作でありながら、実はフミちゃん主人公の長編小説というつくりは、さすが額賀さんだ。これはオススメの作品! 早く返却して、小学生に読んでもらわなくちゃ~! 2025/07/21

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