出版社内容情報
春のはじめ、たんぽぽが花を咲かせます。でも咲いている場所は、畑や小石がしかれた道、コンクリートのすきまなど、一見育ちにくそうな、ひとが暮らすそば。これには、たんぽぽが他の草花に負けず、懸命に育つための「3つの作戦」が関係しているのですが...。たんぽぽたちのありふれていながらも、美しく力強い姿を写した写真で、たんぽぽの一所懸命な生き様に迫る写真絵本です。写真は、たんぽぽを長年撮り続けた植物生態写真家の埴沙萠さん。身近な自然に興味を持ったお子さんにもピッタリの本です。
内容説明
なぜたんぽぽはひとのそばでさくの?ほかの草花に負けず、けんめいに生きるたんぽぽの作戦を追った写真絵本。
著者等紹介
埴沙萠[ハニシャボウ]
植物生態写真家(1931‐2016年)大分県出身。1952年東京農業大学に沙漠植物研究室を創設。1994年雪国の植物の生態を見るため、群馬県の現みなかみ町に移り住む
嶋田泰子[シマダヤスコ]
出版物の企画編集にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NOYUKI
1
在来種とか外来種とかいうのは野暮なのかもって思いました。日本に住みやすい種でいいよね。駆逐されるのは残念かもしれないけど、混ざるならそれが日本らしくて良いのでは、なんて思う。とても綺麗な写真絵本だ。2025/07/18
たくさん
1
タンポポが人が好きなわけはないと思うのだけれど、結果起きてくる事象を追っていけば人は利用できるから思いのほかその生態に近づいているという意味だったのかな。写真が愛情があって遠くからも近くからも色が映え、その生態の戦略に賢いなあと感嘆を生む。タンポポを語る人っていい人ばかりというのもこれを見れば納得ですね。2025/05/09
moco
1
【小2】「人が好き」なんじゃなくて、「人の暮らしの中でよく見かける」だけじゃない?それに、タンポポは、根っこが1mも伸ばすから、引っこ抜ないで、根まで枯らす薬をつけないとならない…。2025/06/07
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2025年2月初版。書き下ろし。NHKラジヲ日曜日朝の落合恵子の絵本の時間で紹介され、面白そうだったので借りました。絵本を読むのは何十年振りか?「ふしぎいっぱい写真絵本40」でした。2025/05/17