Nの逸脱

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Nの逸脱

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  • サイズ 46判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591184059
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

何気なく開けてしまった隣人の扉、「フツウ」の奥に隠されていたものは――

爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で手が出ない。「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるのだが、自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込んでしまう……(「場違いな客」)。

生徒たちにいたぶられ精神的に追い詰められていた高校数学教師・西智子は、深夜の満員電車で非常識な若い女と遭遇する。冷静になろうとするが高ぶる感情が抑えきれず、駅で降りた見知らぬ若い女を追尾し始めて……(「スタンドプレイ」)。

占い師・坂東イリスのもとに、弟子にして欲しいという若い女性がやってくる。一見、優秀そうにも見える彼女は、やることなすことズレていて、失敗ばかり。クビにしようとしてもしつこく食い下がり、ぜひ自分を占い師にしてくれと訴えるのだが……(「占い師B」)。

追う者と追われる者が入れ替わり、善と悪が反転していく予測不可能な展開――隣の人たちが繰りひろげる3つの物語。

内容説明

何気なく開けてしまった隣人の扉、「フツウ」の奥に隠されていたものは―。爬虫類のペットショップでアルバイトをする金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼む。だが、提示された金額はあまりに高額で、「ある男」を強請って金を得ようと一計を案じるのだが…。自ら仕掛けた罠が思いがけぬ結末を呼び込む「場違いな客」など、町の「隣人」たちが繰りひろげる3つの物語。

著者等紹介

夏木志朋[ナツキシホ]
1989年大阪府生まれ。大阪市立第二工芸高校卒。第9回ポプラ社小説新人賞を受賞した『ニキ』が2020年9月に刊行され、デビュー作となる。また同書を改題して文庫化した『二木先生』が15万部を突破するベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

204
★第173回直木賞候補作第六弾(6/6)オーラスです。夏木 志朋、2作目です。本書は、短編2作+中編1作のイヤミス集でした。オススメは、「スタンドプレイ」です。 本書は、ポプラ社刊で、長編でないため、直木署の予想は、ステイとなります。 https://bookmeter.com/mutters/283220658 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008479.html2025/06/20

いつでも母さん

134
お初の作家さん。Nって誰?多分隣人のことなのね。3話から成る作品集。好みは1話目『場違いな客』逸脱・・ってほどか?その先まで行けばそんな感じもするけれどって正直なところ。何となく読んじゃって感想も何となくな感じ。でもまぁ逸脱とか奈落って、文字にするより現実には些細なことで感じたりしてる気がするのは私だけか?(汗)【直木賞候補作】2025/06/29

hiace9000

122
日常、人間、Neighbor…如何様にも汲み取れる「N」。イヤミスでもないのに、人の闇や弱さ、狂気をイヤっと感で読ませる直木候補作。純文の匂いすら漂う短編『場違いな客』、絡みつくような"嫌悪感"から「逸脱」に落とし前をつける短編『スタンドプレイ』、右上から左斜め下まで逆落とす逸脱感で二転三転する中編『占い師B』。いずれも不器用に過ぎる生き方で世の中をもがく主人公たちの物語は、純文系→ホラー系→コメディ系と読み手の「読み方」すら見失わせながら、予想外の結末へと一気に誘う。未読で異色の不思議な読み味が面白い。2025/07/08

ナミのママ

106
「場違いな客」「スタンドプレイ」「占い師B」3話の中短編。接点のない人と知り合ったがゆえに日常から逸脱していくストーリー。もう一歩、逸脱したら大変なことになるところでとどまっているので、現実感がある。主人公は爬虫類ペットショップのアルバイト店員、高校の数学教師、占い師。なんの繋がりのない人たちの話が同じ町や、出現する噂の人物でさりげなく結びつくのに気がつきニンマリ。ブラックかと思えば白、予想をくつがえすストーリーは他にない魅力で飽きさせない。奈落へ落ちないよう私も気をつけよう。2025/06/14

タイ子

90
大々的な帯の文句に惹かれ読んだ感想としては予想と違ってた。3つの短編集からなっていて、一つの町の中で起こる出来事がふとしたことから人間の欲と好奇心によって違う方向に行っちゃう。そんな感じでいいのかな。全くの面白味がないわけではないんですよ。どんでん返しを求めすぎ?最初の作品に出て来る謎の男の正体が、職業がもしあれだったら面白いのにと思っていたらまんま当たっていたりして。面白かったのは「スタンドプレイ」これはオチを期待しましたね。一番長い占い師の話は私には合わなかった。ともかく直木賞候補作品。2025/06/21

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