小鳥とリムジン

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小鳥とリムジン

  • 小川 糸【著】
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  • ポプラ社(2024/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591183410
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

『食堂かたつむり』――「食べることは、生きること」
『ライオンのおやつ』――「死にむかうことは、生きること」

小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語
「愛することは、生きること」


傷口に、おいしいものがしみていく

苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、
自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。


主人公の小鳥のささやかな楽しみは、仕事の帰り道に灯りのともったお弁当屋さんから漂うおいしそうなにおいをかぐこと。
人と接することが得意ではない小鳥は、心惹かれつつも長らくお店のドアを開けられずにいた。
十年ほど前、家族に恵まれず、生きる術も住む場所もなかった18歳の小鳥に、病を得た自身の介護を仕事として依頼してきたのは、小鳥の父親だというコジマさんだった。
病によって衰え、コミュニケーションが難しくなっていくのと反比例するように、少しずつ心が通いあうようにもなっていたが、ある日出勤すると、コジマさんは眠るように亡くなっていた。
その帰り、小鳥は初めてお弁当屋さんのドアを開ける――

内容説明

やっとドアを開けることができたお弁当屋さんが、その人との出逢いの場になりました。いいにおいをかぐこと。おいしいものを味わうこと。いやなことにいやだと言うこと。大好きな人に触れること。心と体を取り戻す、いとおしい物語。

著者等紹介

小川糸[オガワイト]
1973年生まれ。2008年『食堂かたつむり』でデビュー。以降数多くの作品が、英語、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語などに翻訳され、様々な国で出版されている。『食堂かたつむり』は、2010年に映画化され、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。『ツバキ文具店』と『キラキラ共和国』は「本屋大賞」にノミネートされ『ライオンのおやつ』は2020年本屋大賞第2位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

237
今までの小川糸さんの作風を受け継ぎつつ、内容は新しい世界だったような気がする。本作の主人公、小鳥は両親の影響で人を愛することに抵抗があった。そして中学時代心を通わすことができた親友の不幸と、養護施設での出来事により、人を愛することにトラウマを抱えてしまう。そんな小鳥があるお弁当屋、理夢人と出会ったことで、愛することの素晴らしさを思い出すという物語。前半のつらい環境での描写は読んでいて苦しかったが、後半の理夢人との恋愛の世界は良かった。人が幸せを求め叶えて行く経過が、読んでいる側にも伝わって来る。2024/10/30

hirokun

236
★4 小川糸さんの作品を読むのは二冊目だが、前回の作品と同様に読後感の良い作品だった。人生の前半期において、様々な苦痛を経験した少女が、人と触れ合う中で生きることの喜びを感じられる様に成長する有様を描いた作品だが、実に温かく優しい気持ちにさせてくれる。若いころはあまり感じたことがなかったが、今生きていることに感謝できる気持ちになれる様に日々過ごしていきたい。2024/11/16

hiace9000

165
「生」を見つめ再生を描くシリーズの中で、もっとも過酷で深い傷を負った女性の出会いと縁と祈りを通した生き直しを描く今作。「愛」という陳腐で実体のない概念や行為が、フォトンとなって読み手の中で確かなカタチを見せ始める。性に絶望し育った小鳥は、生物学上の父と名乗る「コジマさん」の介護をすることに。その出会いを縁としてリムジン弁当を営む青年・理夢人と知り合う。「性」から生じる「生」、そして「死」。喪失の先にある意味に気づき、温かくも逞しく生き直す二人を実に淡々と紡ぐ。『愛なんだぜ』―なんて強く、幸せな言葉だろう!2025/02/07

あすなろ

135
小川氏が描く3つ目の生の物語が本作。本来人が持つ光、つまりフォトンを得る為に、或いは自己治癒力にてそれを戻す為に、生と性の違いを即ち愛の有無を描いている。生きようとする事は啐啄の様な物か。つまり自らは卵の殻を内側から破ろうとし、親鳥に似た誰かが外側から啄いて破ろうとする。このタイミングが合わさる事が重要。そうして自然に生きて行く。読了後に奥付を見れば小川氏は僕と同じ歳。こういう事を考えるのはよく分かる。2024/10/14

Karl Heintz Schneider

125
「私はそれまで、世界は屈強な鋼みたいなもので作られていると思い込んでいた。理夢人と出会ってから世界を柔らかいと感じる場面が多くなった。」不遇な少女時代を過ごし、人生に何の希望を持てずに毎日を送っていた30歳の小鳥。そんなある日、弁当屋の店主・理夢人(リムジン)と出会う。それまで無色に見えていた彼女の人生はその瞬間カラフルになった。前半は彼女の身に起こったことが淡々と綴られている。それを読むのは正直辛かった。でも後半、理夢人と出会ってからは一転明るい色調に。このあたりの展開は「とわの庭」に似ていると思う。2025/02/06

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