出版社内容情報
「きょうは どんなひだったの?」そう聞かれたおとうさんは、子どもたちに一日のできごとを話しはじめました。「そらをみあげたら おおきな『くも』」「とちゅう バナナの『かわ』があって……」 ふつうの一日と思いきや、あれれ! ふたりの想像はちょっとずれていて――。一体どっちが本当なの!? 驚きのラストに背筋がぞくぞく! グラフィカルで鮮やかなイラストとともに同音異義語を楽しむ言葉遊び絵本。
内容説明
このかぞく、なんかへん!?ひとつのことばでふたつのはなし?―くすくす・こわい同音異義語のえほん。
著者等紹介
大林大[オオバヤシダイ]
二児の父。やってきたこと:500本以上のCM企画・制作。最近始めたこと:絵本制作
かとうひろゆき[カトウヒロユキ]
アートディレクター/グラフィックデザイナー。東京造形大学グラフィックデザイン学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
159
怪しげな雰囲気にゾクゾクとして駄洒落にも似た言葉遊びが楽しめてダークな香りのする奇妙奇天烈な面白絵本ですよ。お父さんの話す今日一日の出来事に普通の感想をする姉に対して見当違いのスカタンな反応でやたらと怖がる弟の両極端さが愉快ですね。顔のないイラストが不気味な効果をあげていて、でも決して気持ちが暗くならずに楽しめますね。この弟さんは大丈夫なのかなあ?と心配していたら最後に見事などんでん返しで、ぞくぞく家族の本当の正体が暴かれて今度こそ心の底からゾ~ッとする大人でも楽しめる一冊ですよ。#NetGalleyJP2025/01/07
ふじ
15
うわー!!面白かったです。これ以上は何も言えないので、とりあえず読んでみてほしい。新人作家さんによる言葉遊び絵本。ハロウィンの時期にもいいと思う。ハッキリくっきりした絵なのでお話会にも。年長さんとか1年生あたりが一番うけるのかなぁ。ぜひ現場の感想が知りたい。#NetGalleyJP2024/10/08
Cinejazz
13
〝「今日は、どんな日だったの?」子どもたちが、パパに聞きました 「今日は可笑しな一日だったよ。空を見上げたら、大きな『くも』が出てきて、『ひょう』まで降ってきたんだ❢」...「へんな天気だったのね」と、お姉ちゃんが言うと、「怖すぎる~❢ 空から大きな『蜘蛛』が出てきて、『豹』まで降ってきたなんて❢」」と弟・・・〟色鮮やかなイラストで、『同音異義語』を楽しみながら、グロテスクな結末に乞うご期待の言葉遊びの絵本。2025/01/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
お父さんのおはなしで、お姉ちゃんと弟の脳内変換が面白い!それで終わりかと思ったら、お母さんも登場し…。あらあら不思議ぞくぞくですわ!2024/12/02
なま
8
★4.2 お父さんと子ども達が食事の準備をしながら、お父さんの不思議な一日の様子を聞いていくという話。同音異義語でお姉さんと弟が想像するものが違い、「弟よ・・それ違うから・・」と思い読み進めると、衝撃が走る本。タイトル通り、ゾクゾクがたまらない。裏表紙のお父さんのお尻を見て、納得の世界だが低学年に読んだらトラウマになりそう(笑)オノマトペもリズムがあって楽しい。6分。2025/05/15