出版社内容情報
【少年泉鏡花が、怪異の謎を解き明かす】
時は明治、古都・金沢で過ごす変わり者の美少年・泉鏡太郎。(のちの泉鏡花)
おばけ好きな鏡太郎は、人力車夫の義信とともに怪異の噂を調べに行く。
魚の化生ではないかと噂される陸軍少佐夫人、神隠しから帰って来た医者の息子、義信が目撃した河童……など、不思議な噂たちの真相とは……?
そして、ある日、火にまつわる奇妙な噂が、金沢を揺るがす大事件へと発展していく――!
泉鏡花作品を知っている人も知らない人も楽しめる、
大好評の明治怪奇ミステリー、第2弾!
内容説明
明治二十一年、古都・金沢で過ごす変わり者の美少年・泉鏡太郎(のちの泉鏡花)。おばけ好きな鏡太郎は、人力車夫の義信とともに怪異の噂を調べに行く。魚の化生ではないかと囁かれる陸軍少佐夫人、神隠しから帰って来た医者の息子、義信が目撃した河童など、不思議な噂たちの真相とは…?そして、火にまつわる奇妙な風聞が、金沢を騒がす大事件へと発展していく―!大好評の明治怪奇ミステリー、第2弾。
著者等紹介
峰守ひろかず[ミネモリヒロカズ]
滋賀県在住。第14回電撃小説大賞“大賞”受賞作『ほうかご百物語』で2008年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えも
30
BOOK☆WALKERの電子書籍▼泉鏡太郎を主人公にした鏡花リスペクト小説の第2弾。今回も金沢を舞台とした鏡花作品をベースに、16歳の鏡太郎があやかしの謎を解く▼いやほんと、鏡花作品をよく読み込んで、文体、登場人物、エピソード、小道具なども見事に物語の中に落とし込んでいる。ここまで来ると研究者レベルですよ▼もしかして、これで終わるのかな。そんなことないよね。2024/08/23
ネムコ
28
二巻目が出るとは思わなかった(笑)。この小説を読んでいると泉鏡花が読みたくなってくる。食わず嫌いなんですけどね。今回もラストはなかなか派手な展開で楽しかったです。2024/08/03
悠
11
若かりし頃の泉鏡花。 面白かったですり2024/08/15
みどり
10
2冊目。短編集で、連作とまではいかないのに、全体を読み終わると大きく話ができあがってもいる。 1話ごとに、泉鏡花の元の話のあらすじダイジェストもついているのでお得な感じもある。泉鏡花を読んだのは本当に半世紀も前で、泉鏡花というと、「禿の太ったおじいさん」または「和装の可愛い少女」のイメージしかないが、この当時は丸メガネの美少年だったのかな?と想像するのも楽しい。丸メガネは本家も生前の写真ではかけていらっしゃるものばかりですが。2024/03/12
あずとも
7
明治怪奇ミステリー第2弾。魚の化生ではないかと噂される陸軍少佐夫人、神隠しから帰って来た医者の息子、義信が目撃した河童等短編だけれど少し繋がっていてそれも含めて楽しめた。元の話のあらすじを載せてくれており泉鏡花の作品も読んでみたくなる。2024/03/16
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