出版社内容情報
シリーズ「生きものとなかよし はじめての飼育・観察」(全8巻)は、小動物、昆虫、水生生物の飼育・観察のしかたをくわしくわかりやすく解説するシリーズです。それだけではなく、環境や生命といったテーマにもふみこみ、飼育活動の意義と大切さもしっかり伝えます。各巻の内容は3部構成。パート1では、生きものとの出会いかたや飼育の概要を絵本仕立てで提示、パート2では生きものの生態や飼育・観察のポイントを詳しく解説、パート3では飼育活動の意義を考えます。この明確な意図をもった構成と各パートでのきめ細やかな解説が、本シリーズ最大の特徴です。その第8巻は『メダカ』。メダカ(ヒメダカ)は、比較的丈夫な魚で入手もしやすいことから、小学校で定番の飼育動物です。しかし、野生の黒メダカは生息数が減っていて絶滅危惧種に指定されるほど。本書では、水槽の設置、水かえのしかた、エサの与え方、卵や稚魚の世話など、メダカの正しい飼育のしかたを丁寧に解説するとともに、なぜ野生メダカが減っているのかにも目を向け、環境保全への意識を高めます。
目次
01 生きものとなかよしになろう(『メダカの学校』)
02 飼い方をしっかり身につけよう(メダカのからだについて知ろう;メダカのとくちょう・習性;飼い方のきほん ほか)
03 大人といっしょに考えてみよう(家庭の役割;他者の命・自分の命)
著者等紹介
小宮輝之[コミヤテルユキ]
1947年東京都生まれ。1972年に多摩動物公園の飼育係になり、日本産動物や家畜を担当。多摩動物公園、上野動物園の飼育課長を経て、2004年から2011年まで上野動物園園長をつとめる。長年、趣味として動物の足型の拓本「足拓(あしたく)」を収集している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。