出版社内容情報
日本の女子高等教育を拓き新5千円札の顔にも選ばれた教育者、津田梅子の生涯を、わくわくする漫画と分かりやすい解説記事で紹介します。明治維新直後に日本初の女子留学生として弱冠6歳で渡米し、十年を超える留学生活から帰国した梅子は、アメリカで知った「学ぶことの素晴らしさ」を日本の女性たちにも伝えようとしますが…?女子教育を志す同志たちとの絆や津田塾大学創立までの苦心を、ドラマチックに描き出します。
内容説明
江戸時代が終わり、日本が新しいスタートをきった頃、たった6歳で家族とはなれ、アメリカに旅立った少女がいました。のちに日本の女子高等教育の基礎をつくることになる、彼女の名は、津田梅子。閉ざされた日本をとび出して学ぶことのすばらしさを知り、日本の女子たちにそれを伝えた梅子の、夢と情熱の物語です。
目次
第1章 門出
第2章 アメリカ
第3章 帰国と苦悩
第4章 ふたたびアメリカへ
第5章 夢の学校
著者等紹介
高田桂[タカダカツラ]
漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れい
6
【図書館】少しページをめっくった時、あれ?この人知っているかもと思ったら、他の学習まんがで既読だった。名前を覚えていなかったらしい。さて、内容に一点だけ批判したい。「日本では貧しい家庭の男女は平等に暮らしているが、中流家庭以上の女性は男性の付属物だ」という点。貧しい家庭の男女は本当に平等なのか?貧しければ女も働かざるを得なかっただろうけれど、育児や家事まで男性がしていたとは思えないからだ。もしそうなら女性からみれば昔のほうが良かったということになってしまう。家事や育児も労働だということも伝えるべきでは。2024/05/15
おかっち
0
学ぶこと、教育の大切さを感じた 明治時代はじめにも、10年間も留学し、学びを深める女性がいたのだな… 140年程時間が経っても、まだまだ根底に女性は結婚するために…という圧迫感は残ってるし 結婚しない、したくない、出来ないという 日本の経済状況の方も大問題かと2024/06/28